脱毛サロンのカウンセリングシートに必要な項目は?作成のコツも解説

脱毛サロンのカウンセリングシートに必要な項目は?作成のコツも解説

「カウンセリングシートに何の項目を入れたらいいかわからない」

「カウンセリングシートのテンプレートがあれば活用したい」

などとお悩みではありませんか。

カウンセリングシートは、顧客のニーズを正確に把握するための重要なツールです。カウンセリングシートの質や内容が、顧客の契約に直結すると言っても過言ではありません。

とはいえ、カウンセリングシートをいちから作る方法がわからないと頭を抱えているオーナーも多いはず。

この記事では、脱毛サロンのカウンセリングシートに必要な9項目を解説します。あわせて、カウンセリングシートを作成するコツや、テンプレートも紹介します。

本記事で紹介する作成のコツを実践すれば、顧客のニーズを漏れなく正確に把握できるため、ぜひ最後までご覧ください。

脱毛サロンのカウンセリングシートとは?

脱毛サロンのカウンセリングシートとは?

脱毛サロンのカウンセリングシートは、顧客の脱毛に関する希望や悩み、健康状態を把握するための重要なツールです。

カウンセリングシートを活用して、顧客の要望や情報を把握できれば、顧客一人ひとりに最適な脱毛プランの提案と安全な施術が可能となるでしょう。

また、カウンセリングシートは、施術によるトラブルを防ぐための同意書としての役割も果たします。法的にも重要な書類であるため、後述する取り扱いの注意点を押さえたうえで、活用しましょう。

脱毛サロンでカウンセリングシートを使用する3つのメリット

脱毛サロンでカウンセリングシートを使用するメリットは、以下の3つです。

  1. 顧客の要望・悩みを正しく把握できる
  2. 従業員間でお客様の情報の共有がしやすくなる
  3. 顧客単価の向上につながる

カウンセリングシートを使用するメリットを把握したうえで運用すれば、より効果を最大化できます。

1.顧客の要望・悩みを正しく把握できる

カウンセリングシートを使用すれば、顧客の要望や悩みを正確に把握できます。多くの顧客は体毛にコンプレックスを感じており、カウンセリングでは口に出しづらいため、本当の悩みを聞き逃してしまう可能性があります。

カウンセリングシートに記入してもらう形であれば、顧客の本音を引き出しやすく、脱毛の目的や希望する仕上がりなどのニーズをより深く理解できるでしょう。

これにより、従業員はカウンセリング時により的確なアドバイスや提案ができるようになり、結果的に顧客の満足度向上につながります。

2.従業員間で顧客の情報の共有がしやすくなる

カウンセリングシートを活用すれば、従業員間での顧客情報の共有がしやすくなります。シートに記録された情報は、担当者が変わっても簡単に引き継ぐことができ、顧客は施術の度に毎回同じ説明を繰り返す必要がなくなります。

例えば「Aさんは追加のオプションは希望していない」「次回は照射レベルを3で施術する」などの情報を伝達しておくことで、スムーズなサービス提供が可能です。

もし上記の情報が伝わっていないと、顧客は「別のスタッフには伝えたのに」と不快に感じる可能性があります。一貫した満足度の高いサービスを提供するためにも、カウンセリングシートを有効活用しましょう。

3.顧客単価の向上につながる

カウンセリングシートの活用は、顧客単価の向上にもつながります。カウンセリングシートで顧客の体質や肌質、抱えている問題などを把握しておけば、悩みを解決できる商品の購入を勧められます。

そのほかにも、エステ脱毛サービスへの興味やホームケア製品の需要などを知ることができれば、メインとなる脱毛以外のサービスや物販からの売上も期待できるでしょう。

サロンの利益を拡大させるうえで、物販の強化は欠かせないため、施術以外の目的でもカウンセリングシートを活用していきましょう。

脱毛サロンのカウンセリングシートに必要な9個の項目

脱毛サロンのカウンセリングシートに必要な9個の項目

脱毛サロンのカウンセリングシートに必要な項目は、以下の9個です。

  1. お客様の個人情報
  2. お客様の脱毛に関するお悩み
  3. 脱毛経験の有無
  4. 自己処理の方法・頻度
  5. 既往歴
  6. 生活習慣
  7. アレルギーの有無
  8. 希望する脱毛箇所・施術に関する要望
  9. 脱毛サロンを知ったきっかけ

自店舗でカウンセリングシートを作成する際は、上記の9項目は漏れなく掲載しましょう。それぞれの項目のポイントを解説します。

1.顧客の個人情報

カウンセリングシートに必須な項目のひとつが、顧客の個人情報です。具体的には、以下の基本情報を記入してもらいます。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 連絡先(電話番号・メールアドレス)

また、個人情報の取り扱いには十分注意を払い、情報の取り扱いについても明記しておきましょう。家族構成や宗教といったプライバシーに踏み込んだ質問も、失礼にあたるため避けてください。

2.顧客の脱毛に関する悩み

顧客の脱毛に関する悩みを記入できる項目も設けましょう。前述した通り、脱毛サロンを通して顧客が解決したい悩みや実現したい姿を正確に把握することは、顧客にとって最適なプランの提供や施術を行う上不可欠です。

「自己処理が面倒」「ひげのみを脱毛したい」など、できる限り具体的な悩みを記入してもらいましょう。悩みの程度や希望の施術部位を確認できれば、より効果的なカウンセリングにつながります。

3.脱毛経験の有無

3.脱毛経験の有無

顧客の脱毛経験の有無も確認しましょう。顧客が今回乗り換えた理由を把握できれば、より希望に沿ったサービスを提供できます。乗り換えの理由としては、主に以下の5つが考えられます。

  • 料金が高かった
  • 脱毛効果を実感できなかった
  • 予約が取りづらかった
  • 痛みが強く、ストレスを感じた
  • 施術にムラがあった

具体的には、利用したことのある脱毛方法(医療脱毛・美容脱毛など)、その際の効果や感想などを記入してもらいましょう。もし過去に脱毛で肌トラブルを経験していれば、照射レベルや方法など、顧客に合ったものを提供できます。

4.自己処理の方法・頻度

顧客の自己処理の方法や頻度も確認しましょう。カミソリや除毛クリームなど、普段行っている自己処理の方法を詳しく記入してもらいます。また、処理の頻度(毎日、週1回など)も確認してください。

これらの情報は、顧客の肌の状態や毛の成長サイクルを理解する手がかりとなり、最適な施術間隔や提案に役立ちます。さらに、自己処理による肌トラブルの有無も確認し、適切なアドバイスにつなげましょう。

5.既往歴

安全な施術を行うためには、顧客の既往歴の把握が不可欠です。特に皮膚疾患は、施術に影響を与える可能性があるため、詳しく確認してください。また、現在治療中の病気や、服用中の薬がある場合もチェックしましょう。

妊娠中やペースメーカーを使用している方も、施術に制限がかかる場合があるので注意が必要です。

6.生活習慣

6.生活習慣

顧客の生活習慣を把握することは、効果的な脱毛プランを提案するうえで重要です。例えば、仕事や運動で外にいる時間が長く、日焼けが多い方には施術のタイミングや日焼け対策のアドバイスが必要になります。

また、施術の前後には激しい運動を控えてもらう場合があるため、運動の習慣がある方には注意事項を伝えることも大切です。

7.アレルギーの有無

アレルギーの有無の確認は、安全な施術を行ううえで欠かせません。特に脱毛は、今まで自分でも認識していなかった光アレルギーにより肌荒れを起こしたり、薬剤が肌に合わないケースもあるため、パッチテストは必ず行うようにしましょう。

アレルギー情報を基に、適切な脱毛方法や使用する製品を選択できれば、安全な施術を実現できるでしょう。

8.希望する脱毛箇所・施術に関する要望

カウンセリングシートには、希望する脱毛箇所を記入してもらいましょう。全身脱毛を希望するのか、部分脱毛を希望するのかによって、提案するプランは変わってきます。

具体的な箇所(顔、腕、脚など)や予算、希望する通院頻度なども聞き取り、顧客にとって最適なプランを提案しましょう。

また、顧客によっては「照射の強さはできるだけ弱めが良い」「物販の宣伝は希望しない」といった要望をすることがあります。このような要望を記入できる欄も設けておくと良いでしょう。

9.脱毛サロンを知ったきっかけ

9.脱毛サロンを知ったきっかけ

顧客がどのようにしてサロンを知ったかを確認できれば、マーケティング戦略の効果の測定や、以降の施策を検討しやすくなります。

サロンを知ったきっかけは人それぞれですが、主に以下が挙げられます。

  • インターネット
  • SNS
  • 口コミサイト
  • 友人の紹介
  • チラシ
  • 看板

具体的なきっかけを記入してもらい、マーケティングに生かしましょう。また、サロン選びの決め手となった要因もあわせて確認すると良いでしょう。

カウンセリングシートを作成する際のコツ

カウンセリングシートを作成する際のコツは、以下の2つです。

  1. テンプレートを参考にする
  2. 選択式を採用する

上記のコツを把握したうえでカウンセリングシートを作成すれば、カウンセリング時により正しく顧客のニーズを把握できます。

1.テンプレートを参考にする

カウンセリングシートを一から作成するのは大変な作業ですが、既存のテンプレートを参考にすれば、効率的に質の高いものを作成できます。なにより、テンプレートを使用することで、必要な項目の漏れを防ぐことが可能です。

脱毛サロン向けのテンプレートは、インターネットなどで多数公開されています。複数のテンプレートを比較し、これらを参考に、自店舗の特徴や重視したい点を加えてカスタマイズしていくと効果的です。

2.選択式を採用する

カウンセリングシートの多くの項目では、選択式の採用をおすすめします。選択式にすることで、お客様の回答時間を短縮でき、回答の標準化も図れます。

例えば「施術を希望する部位を選択してください」という設問で「ひげ」「脇」「太もも」といった選択肢を設けて丸をしてもらったり、過去の脱毛経験の有無を「はい」と「いいえ」で選択できるようにしたりすると、顧客も回答がしやすいでしょう。

ただし、すべての項目を選択式にするのではなく、詳細を知りたい項目の場合は記述式を併用するなど工夫しましょう。

カウンセリングシートの管理には細心の注意が必要

カウンセリングシートの管理には細心の注意が必要

カウンセリングシートには、顧客の個人情報や健康状態など、取り扱いに注意が必要な情報が含まれています。そのため、カウンセリングシートの管理には、細心の注意を払いましょう。

管理が不十分だと、情報漏洩による深刻な問題につながる可能性があります。特に、紙のカウンセリングシートの場合、顧客が記入しやすい一方で紛失のリスクが大きいです。

サロンの予算や管理スペースなどを踏まえたうえで、記入する顧客にとってのメリットも加味しつつ、適切な管理方法を選択してみてください。

CUBE DUO/PROなら参考にできるカウンセリングシートがもらえる

CUBE DUO/PROなら参考にできるカウンセリングシートがもらえる

ここまで脱毛サロンがカウンセリングシートを使うメリットや、シートに必要な項目を解説しました。また、カウンセリングシートを作成する際のコツとして、テンプレートの使用をおすすめしました。

CUBE DUO/PROでは、「メンズ」「レディース」「フェイシャル」のカウンセリングシートをお渡ししています。

カウンセリングシートを一から作成するのは、手間がかかるだけでなく、重要な項目の抜け・漏れにもつながります。自店舗でカウンセリングシートを用意したい方は、ぜひCUBE DUO/PROをご活用ください。

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