脱毛サロンの志望動機のポイントは?エステティシャンの例文を紹介

脱毛サロンの志望動機のポイントは?エステティシャンの例文を紹介

「脱毛サロンに就職したいけど、志望動機どうしよう?」

「書いてはいけない内容は?」

このように思っていませんか。

特に美容業界の経験がない方の多くは、何をアピールすべきなのか悩んでしまうでしょう。

この記事では、脱毛サロンの志望動機を書く際のポイントや、例文を紹介します。志望動機のNG例や面接で聞かれることもあわせて紹介します。脱毛サロンへの就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

広田 有利

広田 有利(ヒロタ アリトシ)

美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。

SNS

志望動機とは?自己PRとの違いを押さえておこう

志望動機とは?自己PRとの違いを押さえておこう

志望動機と自己PRは、どちらも履歴書に含まれている項目ですが、なかには混同している方や区別がついていない方もいるでしょう。

まず、志望動機は、その企業や職種で働きたい理由を深く掘り下げて説明する文章です。表面的な理由ではなく、「美容を通じて顧客の自信を引き出したい」、「このサロンの顧客重視の理念に共感している」などの想いを具体的に記載します。

一方で、自己PRは自身の強みやスキル、経験を伝えるものです。脱毛サロンへの就職を例に考えると、「接客スキルが高い」、「勤勉で学習意欲が高い」といった自身の特長をアピールします。

これから履歴書を書く方は、志望動機と自己PRでこのような違いがあることを知っておきましょう。

【未経験者は必見】脱毛サロンの志望動機を書く際の5つのポイント

【未経験者は必見】脱毛サロンの志望動機を書く際の5つのポイント

 脱毛サロンの志望動機を書く際のポイントは、以下の5つです。

  1. エステティシャンとして働きたい熱意を伝える
  2. なぜその脱毛サロンを選んだのか伝える
  3. エピソードを交える
  4. 脱毛サロンが自分を雇うメリットを伝える
  5. 入社後のビジョンを伝える

特に美容業界の経験がない方は、上記のポイントを押さえておくことで、採用担当者に好印象を与えられます。これから志望動機を作る方は、しっかりと把握しておきましょう。

①エステティシャンとして働きたい熱意を伝える

未経験の方は経験者と比べてスキルや経験がないため、その脱毛サロンで働きたい熱意をしっかりと伝えて、差別化を図りましょう。

例えば、単に「美容関連が好き」という理由ではなく、エステティシャンとして顧客のライフスタイルを良くしたい・寄り添いたいといった真摯な気持ちを伝えましょう。そうすれば、採用担当者に「顧客のために一生懸命働いてくれる人材だ」と思ってもらえます。

②なぜその脱毛サロンを選んだのか伝える

脱毛ブームの現代は、多くの脱毛サロンがあります。そのため、「なぜその脱毛サロンを選んだのか」を明確に伝えることが重要です。

注意点として、どのサロンでも通用するような文章だと、ほかのサロンでも同じことを言っていると思われる可能性があります。応募するサロンについてしっかり研究し、そのサロン独自の理由を記載しましょう。

③エピソードを交える

③エピソードを交える

志望動機に説得力を持たせるには、エピソードを交えるのが効果的です。例えば、「脱毛サロンを利用してコンプレックスだったムダを解決できた」といった脱毛に関する経験があれば、志望動機に盛り込みましょう。

そのほかにも、美容業界やエステティシャンに憧れを持ったきっかけがあれば、志望動機に盛り込むことで説得量が増します。

④脱毛サロンが自分を雇うメリットを伝える

採用側は選考において、「この人材はどのような働きをしてくれるのか」を見極めようとしています。そのため、履歴書の段階で脱毛サロンが自分を雇うメリットを伝えることで、企業側の視点を持っている人材だとアピールできます。

未経験であっても、学ぶ意欲やコミュニケーション能力、ほかの業界で培ったスキルなどの強みを明確に伝えましょう。サロンの売上に貢献できる可能性を示すことで、戦力となる人材だという印象を与えられます。

⑤入社後のビジョンを伝える

脱毛サロンへの入社後のビジョンを伝えられれば、就業意欲の高さをアピールできます。例えば、「エステティシャンとしての技術の習得」といった短期的な目標と、「5年後に店長として会社に貢献する」といった長期的な目標を具体的に伝えると良いでしょう。

このことで、採用担当者が抱えている「すぐに辞めてしまわないかな…」という不安を払拭できます。

脱毛サロンの志望動機のNG例

次に、脱毛サロンの志望動機のNG例を紹介します。以下のような志望動機は、採用担当者にマイナスな印象を持たれる可能性があります。

  • 前職を辞めた理由や不満などのネガティブな内容を書く
  • 待遇の良さを志望動機として書く
  • 自己PRの内容が多い

ひとつずつ解説するので、先ほどお伝えしたポイントとあわせて把握しておきましょう。

前職を辞めた理由や不満などのネガティブな内容を書く

過去の職場への批判や不満は、志望動機に含めるべきではありません。なぜなら、ネガティブな内容を書いてしまうと、採用しても前向きに仕事に取り組んでくれないと思われる可能性が高いからです。

なにより、採用担当者は、応募者の過去の不満を聞きたいわけではありません。働きたい熱意や自身の強みなどを伝えて、前向きな姿勢を示すことが重要です。

待遇の良さを志望動機として書く

給与や待遇の良さを志望動機の中心として伝えるのも避けましょう。もちろん、就職するうえで待遇は重要です。ですが、待遇の良さが志望動機だと成長意欲を疑われたり、ほかに良い条件の求人が見つかればすぐに退職するのではないかと思われてしまいます。

そのため、仮に待遇の良さが決め手だったとしても、志望動機は仕事や成長への意欲などの前向きな内容にしましょう。

自己PRの内容が多い

最初にお伝えしたように、志望動機と自己PRは異なる項目です。志望動機は「なぜこのサロンで働きたいのか」に焦点を当てるべきで、自己PRの要素が多い志望動機だと、採用側に働きたい熱意や理由が伝わりません。

そのため、志望動機には自己PRで詳述した内容を繰り返し記載するのではなく、このサロンで働きたい熱意や入社後のビジョンなどを明確に伝えましょう。

【未経験者・経験者別】脱毛サロンの志望動機の例文を紹介

【未経験者・経験者別】脱毛サロンの志望動機の例文を紹介

ここからは、脱毛サロンの志望動機の書き方に悩んでいる方に向けて、経験者と未経験者に分けて例文を紹介します。紹介するのはあくまで一例ですが、ぜひ参考にしてください。

【未経験者向け】脱毛サロンの志望動機の例文

まずは、未経験者向けの志望動機の例文を紹介します。未経験者の場合は、以下のように実体験や美容業界への憧れを盛り込むことで、説得力のある志望動機にできるでしょう。

  • 脱毛サロンのおかげでコンプレックスを解消できた
  • 以前から美容業界への憧れがあった

脱毛サロンのおかげでコンプレックスを解消できた

私が脱毛サロンでエステティシャンとして働きたいと強く思うようになったのは、自身の経験がきっかけです。数年前の私は、体毛の濃さがコンプレックスで悩んでいました。

しかし、脱毛サロンでの施術を通じて自分のコンプレックスが解消され、単なる外見の変化だけでなく、自信と前向きな気持ちが生まれる体験をしたのです。

このような実体験から、私と同じような感動を人々に提供できる仕事に就きたいと強く思うようになりました。

以前から美容業界への憧れがあった

私は以前から美容業界への憧れがあり、美容に関する知識とスキルを活用してお客様に感動を与えられるエステティシャンを志望しました。未経験ではありますが、常に学ぶ姿勢を持って、お客様一人ひとりに寄り添えるプロになりたいと考えています。

また、私は前職でアパレルの販売員として働いていました。貴社に入社できましたら、前職での傾聴力や提案力を生かして、お客様にとって最適な施術を提案して会社に貢献したいと考えています。

【経験者向け】脱毛サロンの志望動機の例文

次に、経験者向けの志望動機の例文を紹介します。経験者は、以下のようになぜ前の就職先を辞めてそのサロンを選んだのかがわかる志望動機が好ましいでしょう。

  • サロンの理念に共感した
  • 顧客の全身の美に貢献したい

サロンの理念に共感した

私が貴社を志望する理由は、貴社の掲げる理念に心から共感したからです。単なる脱毛技術の提供だけでなく、お客様一人ひとりの美と健康、そして内面の輝きまでも大切にする貴社の姿勢は、私が理想とする美容サービスそのものでした。

また、前職で最も印象に残っているのが、担当したお客様が脱毛後に自信に満ち溢れた表情をされていたことです。私はこの経験から、脱毛が単なる外見的な変化以上の意味を持つことを学びました。

加えて、お客様の悩みに寄り添い、全身の美しさを総合的にサポートすることの重要性と素晴らしさも深く理解しています。そんな私であれば、貴社の理念に忠実に従い、顧客ファーストなサービスを提供できると確信しています。

顧客の全身の美に貢献したい

前職では、主にフェイシャルエステを担当しておりましたが、自分自身が全身脱毛を通して大きな自信と満足感を得られた体験から、この感動を与えられる人材になりたいと思いました。

また、このような経験から、貴社の「顧客のトータルビューティを追求する」という理念に強く共感し、志望を決めました。貴社に入社できましたら、顧客の全身の美に貢献できる人材になるべく、常に学びの姿勢を持って精進します。

脱毛サロンの面接で聞かれることは?

脱毛サロンの面接では、主に以下の内容を聞かれます。

  • なぜこの仕事を選んだのですか?
  • なぜ当社を選んだのですか?
  • あなたの強みは何ですか?
  • これまで最も頑張ったことは何ですか?
  • 入社したらどのような働きをしたいですか?
  • 他社の選考は受けていますか?

基本的には、履歴書で書いた内容を聞かれます。そのほかにも脱毛にはどのようなイメージがありますか?」や「普段から美容でこだわっていることは何ですか?」といった脱毛サロンならではの質問をされる場合もあります。

事前にどのような質問をされるか想定し、スムーズに回答できるように準備しておきましょう。

志望動機・面接の準備を万全にして採用試験に臨もう!

志望動機・面接の準備を万全にして採用試験に臨もう!

この記事で紹介したポイントを踏まえたうえで志望動機を作成すれば、採用担当者から好印象を持ってもらいやすくなります。志望動機の例文も紹介したので、どうやって書こうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

また、入社試験では、志望動機だけでなく面接での受け答えも重要です。志望動機の内容を聞かれることもあるため、スムーズに答えられるように練習をしておきましょう。

PAGE TOP