「忙しい脱毛サロンはやはり儲かっているのだろうか」

「もっと忙しいサロンを目指すべき？」

などとお悩みではありませんか。

この記事では、忙しい脱毛サロンの特徴や、陥りやすいデメリットを徹底解説。客数が多いと売上が伸びる一方で、予約の取りづらさやスタッフの労働環境が悪化などのデメリットもあります。

忙しい脱毛サロンでは、クレーム処理や人材確保に苦労することが多くあります。忙しくてなかなか手が回らない価格帯の設定や人材育成にも触れるので、ぜひ参考にしてください。

忙しい脱毛サロンの特徴

競合の忙しそうなサロンを見て、自分のサロンがこのままでよいのか不安に思っている人もいるでしょう。忙しい脱毛サロンには、以下3つの特徴があります。

• 客数が多い
• 価格が相場より安い
• 予約が取りにくい

まずはどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

客数が多い

人気がある脱毛サロンは、やはり客数が多いことが特徴的です。特に平日の夜や土日、大型連休などの通いやすい時間帯・時期にしっかりと集客ができています。

また、昨今は脱毛サロンの顧客の若年化が進んでおり、学生の顧客も増えています。客数の多い脱毛サロンは、こうした新しい顧客層を取り込めているのも、要因の一つです。

価格が相場より安い

料金プランが安い脱毛サロンは、客数が伸びている傾向にあります。以前は美容脱毛に100万円以上かかることも珍しくありませんでしたが、現在は年間約20〜30万円台で受けられるケースが増えています。価格を売りにしている脱毛サロンは競争力が高く、多くの顧客を抱えた結果、忙しくなっているのでしょう。

予約が取りにくい

人気があり、忙しい脱毛サロンは予約の枠数に対して来店予約数が多いため、予約が取りにくいのも特徴です。特に、肌の露出が増える春先や夏は予約が集中しやすい時期です。予約が取りにくいのはすでにサロンが満員であることを意味するため、スタッフも忙しいのは想像に難くないでしょう。

忙しい脱毛サロンのメリット

忙しいと体力的にも大変ですが、以下5つのメリットもあります。

• 売上が安定している
• 集客に苦労しなくてもよい
• 多様なスキルが身に付く
• 仕事に張り合いが出る
• より多くの顧客データを集積できる

忙しいと安定した売上があるのはもちろん、スキルアップや将来の集客戦略においてもプラスの側面があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

売上が安定している

忙しい脱毛サロンの最も分かりやすいメリットは、安定した売上が立っている点です。脱毛は脱毛は1～2ヶ月に1回の頻度で通うことが前提のため、コースの場合1人あたり数ヶ月から半年分の売上見込みが立ちます。

売上が安定しているとスタッフの待遇改善もできるため、スタッフの定着や応募増も期待できるでしょう。スタッフが増えれば対応できる顧客数も増えるので、さらに売上が見込める好循環が生まれます。

集客に苦労しなくてもよい

忙しい脱毛サロンは人気店とも言い換えられます。人気店には知名度やブランド力があるため、大きなお金や労力をかけなくても集客しやすいでしょう。

また、サービスが良ければSNSや口コミで顧客が代わりに宣伝をしてくれます。一度築いた知名度やブランド力は、脱毛サロンを長きにわたって潤してくれる強力な武器になります。

多様なスキルが身に付く

スタッフの目線では、忙しい店舗ほど接客や脱毛スキルなどの経験値を貯めやすいメリットがあります。経営者の目線でも、スタッフが育てば重要なポジションへの登用がしやすく、自分と近い目線で経営を支えてくれる存在が増えます。

将来的には、新規店舗の店長を生え抜きのスタッフに任せられる場合もあるでしょう。忙しい脱毛サロンは、スタッフにとってもキャリアプランを描きやすく、魅力的な店舗です。

仕事に張り合いが出る

人気のある脱毛サロンでは日頃から多くの顧客と接するため、コンプレックスや悩みなどをサポートできます。多くの顧客がいることは、それだけ多くの悩みを解決していることでもあります。

顧客が脱毛効果を実感し、喜んでもらえたときには、大きな達成感を感じられるものです。顧客の喜ぶ姿を間近で見ると、経営者もスタッフも仕事に張り合いを感じられるでしょう。

より多くの顧客データを集積できる

忙しい脱毛サロンには、これまで多くの顧客に脱毛サービスを提供しています。これまで施術してきた顧客の情報は、データの宝庫です。

データの数が多いほど信ぴょう性の高いデータが得られるため、競合との差別化を図る際や新規サービスを打ち出す際に重宝します。豊富な顧客情報を集客戦略に活用できる点は、忙しい脱毛サロンの大きなメリットです。

忙しい脱毛サロンのデメリット

忙しい脱毛サロンはメリットばかりではありません。忙しいがゆえに、以下のデメリットも生じます。

• クレームが多くなりやすい
• 労働環境が悪くなりやすい
• 多くのスタッフが必要になる
• 売上に対するプレッシャーが大きい

多忙な脱毛サロンは、クレーム処理や労働環境でトラブルが起きやすい特徴があります。また、顧客対応で多くのスタッフが必要になり、経営に対するプレッシャーも大きくなりやすい傾向です。

忙しい脱毛サロンが抱えるデメリットや悩みを詳しく解説します。

①クレームが多くなりやすい

顧客数が多くなるほど、必然的にクレームの発生件数が多くなります。クレームの発生率は低くても、母数となる顧客が多くなるほどクレームの絶対数は増えます。

特に、施術後の肌荒れや脱毛効果に関するクレームはよくある内容です。他にも、料金に関するトラブルは脱毛サロンで起こりやすいと言われており、カウンセリング時に正しく説明しなければなりません。

クレーム対応は売上を上げる活動を妨げるため、未然に防ぐ対策はもちろん、スムーズに処理するための仕組み作りも重要です。

②労働環境が悪くなりやすい

忙しい脱毛サロンでは、残業や休日出勤などスタッフの労働環境が悪化しがちです。特に売上が急速に伸びているサロンでは人材採用が追い付かず、1人のスタッフが接客やフロント業務などを兼任するケースもあります。

また、営業時間中は接客に追われ、雑務処理は営業後に残業をして終わらせなければならない場合もあるでしょう。劣悪な労働環境が続くと、スタッフが離脱し、さらなる人手不足を招く可能性があります。

③多くのスタッフが必要になる

忙しい脱毛サロンでは、日々多くの顧客に対応するために多くのスタッフを必要とします。特に繁忙期である春先や夏には予約が殺到するため、追加採用の必要に迫られることもあるでしょう。

また、スタッフが増えてくるとシフト管理や給与計算などの事務作業のボリュームも大きくなります。今まで経営者1人で行っていた業務も、専任のスタッフを雇わないと手が回らなくなる日が来ます。

スタッフの育成や採用計画の立案は、閑散期にしっかりと行っておきましょう。

④売上に対するプレッシャーが大きい

人気がある脱毛サロンでは、下記の固定を補うための売上を上げなければなりません。

• 広告費
• 人件費
• 備品費
• 家賃

また、立地が良い店舗は家賃が比較的かかりやすいことも、売上を上げるプレッシャーの一つです。スタッフの数が増えるほど、彼らやその家族の生活を支える責任も大きくなります。

特に人件費と備品、家賃は簡単に下げられない費用のため、早期の立て直しができなければ数ヶ月連続で赤字が続くこともありえます。

忙しい脱毛サロンのデメリットを解決する方法

商売を繁盛させることと忙しくなることはおおむねイコールの関係にあります。一方で、忙しくなると、それまでにはなかったデメリットも発生します。このジレンマを解消するためのポイントは、以下の5つです。

• ターゲットを絞る
• 価格設定を見直す
• 人材育成に注力する
• 集客の手法を見直す
• 脱毛機の種類を見直す

これから積極的に売上アップを狙いたい経営者は、ぜひ参考にしてください。

①ターゲットを絞る

顧客が増えてきたら、思い切ってターゲットを絞ってみましょう。知名度が上がってくると、無料体験を目的とするなど成約の見込みの薄い顧客も増えてきます。そこでターゲットを絞ることで、成約率が高い見込み顧客を集められます。

結果として、成約に至らない顧客への対応時間を削減でき、スタッフの負担も減らせるでしょう。

②価格設定を見直す

繁忙期の来客を閑散期に移し、効率的に経営をするためには、価格設定や新メニューの考案が重要です。例えば、脱毛サロンでエステメニューを導入すると、冬場の来店機会の増加が見込めます。エステのついでに脱毛施術を受ける顧客が冬に現れれば、夏場の顧客数を抑え、スタッフの負担軽減にもつながります。

③人材育成に注力する

忙しくなり、手が回らなくなる前に人材育成に力を入れましょう。脱毛サロンを含めてエステサロン業界では人材不足が叫ばれています。実際に求人を出稿しても、なかなか即戦力の人材を確保するのは難しい業界です。

品質の高いサービスを継続して顧客に提供するには、人材育成に投資をしてより優れたスタッフへと成長させましょう。教育できる人材を早期から増やし、スタッフが増えた際にも新しいスタッフが育つ土壌を作るのが重要です。

④集客の手法を見直す

繁忙期の来客の集中を抑えるために、新メニュー以外にも集客の方法も工夫できます。脱毛需要が夏にかけて増える理由は、肌の露出が増えるためです。

しかし、脱毛は効果が表れるのに少なくとも数ヶ月を要するため、夏前に脱毛を始めても遅いのです。そのため冬場から脱毛を始めるよう訴求すれば、繁忙期の集中の軽減につながります。

また、閑散期限定のクーポンを配布するのもよいでしょう。

⑤脱毛機の種類を見直す

最後に、より施術効率の良い脱毛機に乗り換えるのもおすすめです。業務用脱毛機は年々技術進歩が著しく、出力が高く効果の高い脱毛機が次々と登場しています。

出力の高い脱毛機であれば、1回の施術で高い効果の実感ができ、リピート率向上に寄与します。最新機種を導入していることは、顧客への強いアピールにもなるでしょう。

CUBE DUO/PROならサロン運営に役立つ情報も提供

忙しい脱毛サロンの特徴やデメリット、その解消法などを解説しました。人気の脱毛サロンは繁盛している一方で、多忙によるスタッフの負担増やクレーム対応などの手間の増加などのデメリットもあります。

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