業務用脱毛機の安全性を調べる方法やチェックポイントを紹介
業務用脱毛機
「業務用脱毛機の安全性を調べたい」
「高い安全性を持つ脱毛機の基準は?」
上記のような疑問をもつ人は必見です。
今回の記事では、業務用脱毛機の安全性について解説します。安全性を調べるための方法や、選ぶ時のポイントなどの情報が満載です。
必要な機能や条件によっては、一概に高いマシンが良いとも限りません。ぜひこの機会に、脱毛機の安全性について考えてみてください。
この記事の監修者
広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS業務用脱毛機の安全性を調べる方法
業務用脱毛機の安全性を調べるにしても、種類によって条件は異なります。下記は脱毛機を調べる基準8つです。
- 性能を調べる
- 操作性を調べる
- 価格帯を調べる
- 生産国を調べる
- 導入実績を調べる
- 保証があるかを調べる
- メーカーのフォロー体制を調べる
- 第三者機関の基準をクリアしているかを調べる
業務用脱毛機の安全性を知り、理解を深めましょう。そのために詳しく解説します。
①性能を調べる
業務用脱毛機の性能を調べる方法のひとつとして施術方式があります。下記は主な方式です。
- オーソドックスなIPL脱毛
- ジェルと特殊な光を用いるSSCM脱毛
- 毛包全体に光を照射するSHR脱毛
- 毛穴に針を刺して電流を流す医療針脱毛
- 医療用のレーザー脱毛(資格が必要)
方式によっては施術時間や肌への影響も異なり、安全性にも関係します。
マシンによって、施術方式は一つだけとは限りません。複数の施術方式を兼ね備えたものや、「メンズ脱毛」「子ども脱毛」に特化したマシンもあります。
脱毛サロン開業を視野に脱毛機を探している人は、サロンのコンセプトに合った施術方式を考えておくとよいでしょう。
②操作性を調べる
操作性・扱いやすさは重要です。操作性の悪さはトラブルの原因にもなります。扱いにくいマシンはスタッフのトレーニングに時間がかかるうえ、詳しいマニュアル作成も必要です。脱毛機の操作性は、安全上のリスクに影響を与えます。
昨今では、施術スタッフを無くしたセルフ脱毛サロンも存在し、中には完全無人の店舗さえあります。顧客自身が施術する場合、脱毛機の扱いやすさはリピート率につながるでしょう。
③価格帯を調べる
業務用脱毛機の価格帯は幅広く、100万から500万円程度です。低価格の脱毛機は付随機能が限定的ですが、高価格の脱毛機は基本的な施術以外も付随機能が多い特徴があります。メンズや子ども脱毛・フェイシャルケア・バストケア機能などです。
とはいえ高価格の脱毛機が、低価格のマシンより安全面が高いとは限りません。機能が少なくとも、保証やメンテナンスサポートが充実しているマシンも存在します。サロンのコンセプトに沿った機能や、サポートの有無をチェックしておきましょう。
④生産国を調べる
生産国が日本製の場合、保証や安全面が充実しています。不具合が発生しても連絡しやすく、素早い対応が期待できるでしょう。なかには完全な国内製造を謳っているメーカーも存在します。
完全ではない国内製造とは、部品を海外で生産して日本国内で本体を組み立てるケースです。不安要素は修理部品の遅れといえます。特に安価な中国製はメンテナンスを外注しているケースもあり、安全性が心配です。
⑤導入実績を調べる
業務用脱毛機の安全性を調べる上で、信頼がおけるのが導入実績です。調べる方法は下記の2つがあります。
- メーカーのホームページ
- インターネット上の比較・口コミサイト
おすすめはメーカーのホームページです。実際に導入された台数や、店舗の情報、画像も見られるので安心感があります。
業務用脱毛機の比較サイトでは、導入したサロンスタッフによる口コミが掲載されているケースがあります。基本的に良い口コミばかりのサイトよりも、デメリットも載っているサイトを参考にすると客観的判断が可能です。
⑥保証があるかを調べる
業務用脱毛機を選ぶ上で保証内容は重要です。各メーカーによって内容は異なります。保証期間は明確に把握しておきましょう。
脱毛機がトラブルで使用できなくなれば、予約客や売上にも影響します。故障サポートである代替機のセンドバックに関しても「先出し」「後出し」を調べる必要があります。
「先出し」とは、メーカー側が先に代替機を発送し到着後に修理機を送り出す方式で、顧客への影響が少なく済みます。対して「後出し」は、先に修理機を発送して後から代替機が送られてくる方式です。
後だしだと故障してから代替機が手元に届くまでに非常に時間がかかり、その間脱毛施術を提供できない。予約された顧客を断らないといけない。など大きな機会損失を生んでしまう可能性もあります。
メーカーがサポートする脱毛機の保険に関しても注意するべきです。施術における顧客へのトラブルでは、加入している保険から補償するケースが多いからです。脱毛機に最初から保険が付いているかチェックしておきましょう。
保証については下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
⑦メーカーのフォロー体制を調べる
業務用脱毛機をメーカーから購入する際のフォロー、購入後のアフターフォローは重要です。
- 未経験者でもわかる施術講習
- 施術知識以外のマーケティング・集客・会計などの経営知識の提供
- 脱毛機の購入後に起きるさまざまな問題に対しての継続フォロー
メールやLINEなど、電話以外の問い合わせ方法もチェックしておきましょう。
⑧第三者機関の基準をクリアしているかを調べる
第三者機関の基準には、JEO(日本エステティック機構)や、JEPA(日本エステティック振興協議会)があります。美容機器において、省庁より指導を受けている認証機関は2社のみです。
認証を受けるためには、国が定めている基準によって審査が行われ、認められる必要があります。安全で安心なサロンの証である「エステティックサロン認証」を取得するには、JEOの認証を受けている脱毛機が必要になり、なおかつ1年以上の営業実績が必須です。
JEPAの「エステティック業統一自主基準」でも、定めた独自のルールがあります。安全性に信頼がおける認証基準は、顧客に対しても証明ができるでしょう。
安全性が高い業務用脱毛機を選ぶ時のポイント
長い期間、脱毛サロンを維持していくためには安全性が欠かせません。安全面と長期間使用することを目的とした業務用脱毛機を選ぶためのポイントは下記5つです。
- 耐用年数
- ランニングコスト
- 脱毛メニュー以外の万能さ
- 冷却機能
- スペックや見た目が酷似している製品に注意
押さえておきたいポイントを解説します。
①耐用年数
業務用脱毛機の耐用年数は、5年から10年です。メーカーによって年数は異なりますが、脱毛機は精密機械ですので、環境や使用頻度により耐用年数も変わってきます。
長い期間の使用に耐えるマシンを導入するのが理想ですが、安全性を考えた場合一概に良いとは言えません。樹脂部品やケーブルの経年劣化などが起こりえるからです。
そのため、耐用年数ぎりぎりまで使用するのは推奨できません。日々の点検時に、少しでも違和感があればメーカーに相談しましょう。
②ランニングコスト
ランニングコストには、購入後のメンテナンス費用や、ランプ・カートリッジの交換費用。故障の際の修理費用などは、安全な施術に必要不可欠です。
そのため、ランニングコストが安いからと安易にマシンを選ぶのは避けましょう。安全第一を考えて、必要なランニングコストと認識します。
③脱毛メニュー以外の万能さ
脱毛メニュー以外の万能さでは、モードの切替機能があります。「レディースモード」「メンズモード」「子どもモード」など、複数のモードを搭載している脱毛機は便利です。
また、脱毛機には「単発式」と「連発式」があります。中には両方の機能を備えた「ハイブリッドマシン」もあり、同じく切替が可能です。
さまざまな機能を備えた脱毛機は万能と言えますが、安全面には注意しましょう。機種やモードによって施術に要する出力が異なるからです。導入前に確認して、取り扱いしやすいマシンを選ぶのが重要となります。
④冷却機能
脱毛メニュー以外で、安全面に重要な機能の一つが「冷却機能」です。脱毛の施術では、皮膚や毛の部分に対して光を当てます。光は熱となり皮膚の個人差によっては、痛み・火傷など、ダメージを与えてしまうのです。
ダメージを抑えて施術するために有効なのは、施術前後に肌を冷却する方法。保冷剤で冷やす、冷却ジェルを使用するなどの方法もありますが、脱毛機に冷却機能が備わっているマシンは安全面で優れています。
⑤スペックや見た目が酷似している製品に注意
業務用脱毛機を探す場合には、類似品に注意が必要です。探す方法として、インターネットの比較サイトで脱毛機を検索するでしょう。ですが、安く購入したいがために類似品を選択するケース。さらに、正規品を購入したつもりで騙される場合もあります。
海外メーカーでは、見た目を日本メーカーのマシンに類似させて製造する事例が多いようです。似たようなデザインや機能を表示しており低価格でも、保証やメンテナンスサポートは不明確な場合があります。
類似品の脱毛機は、正規品とは異なり安全性も担保されていないのでリスクしかありません。
安全性が高い業務用脱毛機のチェックポイント
業務用脱毛機には、安全性が高いと認められたマシンを証明するための安全基準マークが付いています。下記は、主な認証規格4つです。
- ISOマーク
- JISマーク
- PSEマーク
- エステティック機器認証マーク
各マークを得るためには、審査基準をクリアしないといけません。違いをわかりやすく説明します。
①ISOマーク
ISOは国際的な標準規格であり、同じ品質のものや、サービスを取引するための基準です。本部はスイスのジュネーブにある非政府機関。International Organization for Standardization(国際標準化機構)が正式名称です。
認証基準は、製品以外にも品質保証や環境活動、組織のマネジメントシステムなど多岐にわたります。また、取得するためには、ISO審査登録機関の審査を受ける必要があります。
②JISマーク
JISとは、日本産業規格(Japanese Industrial Standards)の略称です。日本の産業製品に関する国家規格として、国内で統一化した基準として作られました。
電化製品や自動車などの製品以外にも、サービスや文字コード、安全や健康の保持も対象となります。取得するためには、国に登録されている認証機関の審査が必要です。
③PSEマーク
PSEとは、Product+Safety+Electrical appliance & materialsの頭文字です。電気用品安全法、電気製品による危険と障害の発生防止を目的とした法律。民間事業者に対して、電気製品の安全性を確保させるための基準です。
国内メーカーや輸入業者は、適合した証明としてPSEマークを付けるのを義務付けられています。取得するためには、国が定めた技術基準に達しており、取り決められた自主検査。製品によっては、適合性検査が必要となります。
④エステティック機器認証マーク
エステティック機器認証マークは、日本エステティック振興協議会(JEPA)の認証制度です。エステティック機器の安全性を確保します。
取得するためには、認定指定機関における製品試験と、機器の安全性や使用する者へ配慮がされているかのシステム審査が必要です。
業務用脱毛機は安全性で選ぶのがおすすめ
業務用脱毛機の安全性について解説しました。安全を担保するためには、必要な性能に伴った操作性や保証内容を確認します。
脱毛機を選ぶ上で、生産国も重要です。海外製の類似品は、保証やサポートも受けられず、安全性が担保できないケースがあるので注意しましょう。
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