【2025年最新版】脱毛機の導入に使える補助金・助成金は?開業時に使える補助金も紹介
業務用脱毛機
「脱毛機を導入したいけれど、補助金は使える?」
「脱毛サロンを開業したいけれど、資金に余裕がない」
などとお悩みではありませんか。
脱毛サロンを開業するうえで、脱毛機は大きな初期投資の一つです。そこで、脱毛機の購入やサロンの開業で使える補助金や助成金を活用すれば負担を抑えられます。
この記事では、脱毛機の導入やサロンの開業に利用できる補助金や助成金を解説します。小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金など、スムーズな開業を助ける制度を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
この記事の監修者
広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS脱毛機の購入方法
まずは、脱毛機の購入方法を紹介します。脱毛機は、一般的に以下の3種類の方法で購入します。
- 個人から購入する
- 中古美容機器販売店から購入する
- メーカー・卸販売店から購入する
それぞれのメリット・デメリットを解説するので、これから脱毛機を購入する方は把握しておきましょう。
個人から購入する
個人からの業務用脱毛機の購入は、一見価格が安く魅力的に感じられますが、大きなリスクを伴います。個人売買の場合、機器の使用履歴や保守点検の状況が不明確で、故障や不具合のリスクが高くなります。
また、メーカー保証が受けられないため、修理が必要になった際の対応が困難です。さらに、正規品でない可能性や、適切な管理がされていない可能性もあり、施術事故などの重大なトラブルにつながる恐れがあります。そのため、個人からの購入は原則として避けるべき選択肢といえるでしょう。
中古美容機器販売店から購入する
中古美容機器販売店からの購入は、個人売買よりは安全性が高いものの、慎重な判断が必要です。信頼できる販売店を選ぶことが重要で、実績や評判、アフターサービスの内容を十分に確認する必要があります。
また、販売店独自の保証制度があるかどうかも重要なポイントです。購入前には必ず現物確認を行い、動作テストや使用履歴の確認、メンテナンス記録の確認などを徹底的に行いましょう。ただし、中古品であるため、予期せぬ故障のリスクがある点は押さえておいてください。
メーカー・卸販売店から購入する
メーカーや正規卸販売店からの脱毛機の購入は、最も安全で確実な方法です。新品であるため性能や安全性が保証され、メーカー保証も付帯します。また、購入先によっては使用方法の研修やアフターサポート、メンテナンスサービスなども充実しています。
購入前には複数のメーカーや販売店を比較検討し、機器の性能や価格だけでなく、サポート体制や保証内容なども含めて総合的に判断しましょう。価格は高くなりますが、長期的な視点では最も安心できる選択といえます。
脱毛機を購入する際は補助金の活用がおすすめ
脱毛機の購入方法を紹介しましたが、どの方法でも大きな初期投資になることに変わりはありません。そのような時におすすめなのが「補助金の活用」です。
各種補助金制度を活用することで、脱毛機の購入費用の一部を賄うことができ、資金面での負担を軽減できます。特に開業時には、中小企業庁や各都道府県、市区町村が提供するさまざまな補助金制度の利用が可能です。
以下では、脱毛機の購入・脱毛サロンの開業で活用できる補助金を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
脱毛機の購入に使える補助金2選
脱毛サロンで導入する業務用脱毛機は、補助金を利用して購入できます。脱毛機の購入に直接使える補助金は、小規模事業者持続化補助金とものづくり補助金の2つです。
それぞれの補助金の目的や受給条件を解説します。なお、自分の経営するサロンが補助金の受給対象となるか、どのように申請すればよいかは、社労士にご相談ください。
①小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、中小企業や個人事業主の事業の販路拡大や生産性向上を支援するための補助金です。脱毛サロンの場合、従業員数が5名以下の事業者、あるいは個人エステサロンが対象です。金額は通常枠最大50万円、特別枠最大200万円(補助率2/3)の支援を受けられます。
また、販路拡大であれば幅広く補助金を経費として使用できます。たとえば、パッケージのデザイン費用やインターネット広告なども持続化補助金の対象です。
持続化補助金は事業の販路拡大で役立つ制度なので、ぜひ活用しましょう。
②ものづくり補助金
ものづくり補助金は、新しく脱毛機を導入したいと考える脱毛サロンが注目すべき補助金です。ものづくり補助金とは、小規模事業者の新たな設備投資を支援する補助金制度です。
ものづくり補助金は製品開発や、サービス提供に関わる機械設備の投資で利用できます。脱毛機購入にも利用でき、通常枠でも最大1,250万円(補助率1/2または1/3)の補助金を受けられるのが大きなメリットです。大幅賃上げを行う場合はさらに上限がアップします。
1台150万円の脱毛機であれば約8台分のため、これから脱毛機を導入したいエステサロン店に最適な制度です。
ものづくり補助金の倍率は約3倍です。もし審査に通らなくても、次回分に申し込みできます。
脱毛機の値段について気になる方は「業務用脱毛機の値段は最低100万円|選び方やおすすめ機種も紹介」のページを確認してみましょう。
脱毛サロンの開業・経営で利用できる補助金2選
事業再構築補助金とIT導入補助金は、脱毛サロンの開業や経営に利用できる補助金です。脱毛機の機器購入に直接使用できるわけではありませんが、間接的に脱毛機購入費用を捻出するのに役立ちます。それぞれ詳しく解説します。
①事業再構築補助金
事業再構築補助金とは小規模事業者を対象に事業再構築を応援する補助金制度です。アフターコロナによる社会の大きな変化に対応できるよう、成長分野の業界や業種に属する事業者を支援するのが目的です。
対象はコロナ禍により売上が減少した事業者で、通常類型は従業員数に応じて100〜6,000万円の補助金を受け取れます(補助率は1/2)。また、審査では事業計画や付加価値など事業者の差別化ポイントが重要視されると言われています。
コロナ禍で一度ビジネスが傾いた事業者を支援するのが目的のため、異業種から脱毛サロンの新規開業も対象です。再起を狙う事業者はぜひ応募しましょう。
②IT導入補助金
ITツールの導入を検討しているなら、IT導入補助金が使えます。IT導入補助金とは、小規模事業者に向けてITツールの導入費用を支援する制度です。
金額は導入費用の1/2、上限は通常枠なら5万円から450万円以下です。対象のITツールの例は、勤怠管理や発注ソフト、クラウドサービスなどが挙げられます。
脱毛機の購入とITツールの導入を同時に検討しているなら、IT導入補助金を使って負担を抑えられます。
脱毛サロンの開業・経営で利用できる助成金5選
補助金以外にも、脱毛サロンの開業や経営では以下5つの助成金を利用できます。
- 人材確保等支援助成金
- キャリアアップ助成金
- 業務改善助成金
- 両立支援等助成金
- 地域雇用開発助成金
助成金は補助金よりも種類が多く、自分が経営するサロンでも利用できるものが見つかりやすいでしょう。助成金は基本的に審査がなく、条件を満たせば原則受給できるのも特徴です。
なお、自分の経営するサロンが助成金の受給対象となるか、どのように申請すればよいかは社労士にご相談ください。
①人材確保等支援助成金
人材確保等支援助成金は、人材確保や雇用促進を目的とした助成金制度です。現代は少子化の影響で人材確保が難しいでしょう。
そこで、人材確保等支援助成金を使えば人材採用にかかるコストの一部を助成金でまかなえます。労働環境の改善や離職率の低下に取り組むと、支援金を受け取れるのが特徴です。
人材確保等支援助成金は人事評価改善等助成コースや中小企業団体助成コースがあり、金額は50〜1,000万円と幅広いです。雇用や労働環境の整備を積極的に進めたい脱毛サロン経営者は検討してみましょう。
②キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は非正規雇用者のキャリアアップや待遇改善を促進する助成金制度です。契約社員やアルバイトスタッフなどの正社員化や待遇改善を行うと、助成を受けられます。たとえば、正社員化コースでは有期雇用労働者1人当たり計80万円、無期雇用労働者は1人当たり計40万円が支給されます。
他にも賃金規定等改定コースや社会保険適用時処遇改善コースなど、7つのコースを用意。コストを抑えながらスタッフの賃金を上げられるうえ、待遇がよくなれば定着率向上も見込めるおすすめの助成金です。
③業務改善助成金
業務改善に特化した助成金もあります。業務改善助成金は、生産性向上を目的とした設備投資やコンサル導入などに支援を受けられる制度です。
基本的には設備投資にあわせて、最低賃金引き上げを行うことで一部の費用に対して最大600万円の助成金を受け取れます。
業務改善助成金は、脱毛機導入やスタッフの賃金引き上げを進めたいサロンにおすすめの助成金です。
④両立支援等助成金
両立支援等助成金とは、従業員の仕事と家庭を両立できる環境を整備する事業者を支援する助成金制度です。従業員が介護や子育てを理由に仕事を辞めることなく、働き続けられる就業環境を整えたい事業者を支援するのが目的です。
たとえば、従業員が育児や介護で休暇を取得すると30万円が支給される育児休業等支援コースがあります。また、男性従業員が出生後8週間以内に育児休業を取得した場合には、20万円(2人目以降は10万円)が支給されます。
女性スタッフが多いサロンはもちろん、男性スタッフがいるサロンでも利用しやすい助成金です。
⑤地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金とは、雇用機会の少ない地域で事業を行っている事業者に対して、従業員を雇用する際に助成金を受け取れる制度です。助成金は1年につき3回まで受け取れます。
地域雇用開発助成金を受け取るには、対象となる地域でサロンを経営していることや、ハローワーク経由での採用が条件です。受給額は採用にかかる設備の設置・整備費用と従業員の増加人数によって、50万円から800万円まで設定されています。
対象地域でなかなか雇用ができずに苦労しているサロンはぜひ地域雇用開発助成金を活用しましょう。
補助金と助成金の違い
脱毛機の導入で受け取れる補助金や助成金には次のような違いがあります。
補助金 | 助成金 | |
管轄 | 経済産業省・自治体 | 厚生労働省 |
条件 | 審査あり | 要件を満たせば原則受給可能 |
金額 | ~数千万円程度 | 数万〜数十万円程度 |
募集頻度 | 数週間〜1ヶ月程度 | 通年 |
返済義務 | なし | なし |
用途 | 指定あり | 自由 |
どちらも国や地方自治体で受け取れる制度ですが、補助金には所定の審査があります。審査を通ると、数千円規模の支給額になるのが補助金の特徴です。返済義務はなく、助成金なら使用用途は自由なため、どちらも積極的に利用を検討しましょう。
脱毛機を補助金・助成金で購入する際の注意点
補助金や助成金で脱毛機の購入を考えているなら、次の点に注意しましょう。
- 審査が必要
- 前払いで受け取れない
- 関連資料の5年保存が必要
1つ目は、補助金には審査があるため、必ず受け取れるとは限らない点に留意が必要です。
また、補助金や助成金は後払いである点も確認すべきポイントです。入金時期の目安は申請後から2〜3ヶ月が目安です。そのため、脱毛機の購入によっても資金がショートしないキャッシュフロー計画を立てる必要があります。
最後に、補助金や助成金には領収書や報告書の保存義務があります。関連資料の作成が必要な点は申請の際に確認しましょう。
補助金の審査に通りやすくするコツ
補助金を申請するなら、しっかりと審査に通りたいと思う人がほとんどでしょう。補助金の審査を通過するには、以下のポイントを押さえて申請するのがポイントです。
- 事業計画に合った補助金を選択する
- 申請理由や事業計画を詳細に記入する
- 必要十分な金額を申請する
まず、事業計画に合った補助金を選ぶのが重要です。補助金にはそれぞれ異なる目的があり、事業計画と一致するものを選ぶと採用されやすくなります。
次に、申請理由や事業計画を詳細に記入しましょう。申請する書類は多くあるので、丁寧に記載すれば補助金を支給するにふさわしい事業者と評価されやすくなります。
最後に、申請額を必要十分な金額にすることもポイントです。支給額が上限100万円の場合でも、必要十分な額が50万円であれば、50万円で申請する方が選ばれやすい傾向にあります。
脱毛サロンを運営する事業者はこれらのコツを参考にしましょう。
補助金で脱毛機を導入するならCUBE DUO/PROがおすすめ
脱毛機に使える補助金を解説しました。脱毛機なら小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金をはじめ、さまざまな補助金や助成金を利用できるのでぜひ活用しましょう。
これから業務用脱毛機の導入を考えているサロンは、月々の支払いが楽になるCUBE DUO/PROがおすすめです。たとえば、CUBE DUOなら、頭金なし・60回払いで月々31,900円の支払いで導入できます。
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