エステサロンにおすすめの広告・集客手法9選!表現の注意点も解説
脱毛サロン

「エステサロンにおすすめの広告・集客は?」
「法律等の注意点はあるの?」
このように思っていませんか。
前提として、エステサロンの広告を出す場合、内容によっては法律に抵触する可能性があるため注意が必要です。
この記事では、エステサロンの広告表現において気をつけるべき法律について解説します。あわせて、エステサロンにおすすめの広告・集客や、成功させるためのポイントも紹介します。エステサロンの集客方法に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
この記事の監修者

広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS【前提】エステサロンの広告を出すなら表現に注意
繰り返しになりますが、エステサロンの広告を作成する際は、表現に十分な注意が必要です。美容や健康に関する広告は、消費者の期待を過度に高めてしまったり、法律に抵触する可能性があるためです。
特に「永久脱毛が可能」「シミが消える」「若返る」などの断定的な表現や、「〇〇を使用すれば必ず効果がある」といった保証的な表現は避けるべきです。実際の効果には個人差があり、このような表現は景品表示法や薬機法に違反する可能性があります。
また、「医療行為」と混同されるような表現も使用できません。例えば「治療」「改善」「回復」といった医療的な効果を連想させる言葉は、医師法違反となる恐れがあります。
以下では、エステサロンの広告表現で気をつけるべき法律・ガイドラインと、対処法について解説します。
なお、広告表現に対する注意が不要で、安全に集客ができる方法として「MEO対策」がおすすめです。費用対効果が高く、特に集客にかけられる予算が限られている店舗におすすめなので、ぜひ以下からチェックしてみてください。
エステサロンの広告表現で気をつけるべき法律

エステサロンの広告表現では、以下の法律に注意が必要です。
- 医師法
- 薬機法
- 景品表示法
- あはき法
それぞれの法律の概要や避けるべき表現の具体例、対処法について解説するので、ぜひ参考にしてください。
医師法
医師法では、医師の資格を持たない者が医療行為を行うことや、それを示唆する広告を出すことを禁止しています。(医師法第17条)
エステサロンの施術は、あくまで美容目的であり、病気の治療や予防を目的としていないことを明確にする必要があります。そのため、以下のような表現を広告で使用することは避けましょう。
- 治す・治療(「〇〇病を治療します」など)
- 効く(「医学的に効果が証明されています」など)
- 医学的(「医学的な根拠のある施術です」など)
なお、「医業」の内容には「レーザー脱毛」も含まれています。医師以外が、医療脱毛を行うと違法になることも把握しておきましょう。
参考:厚生労働省「医師法」
薬機法
薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)は、医薬品や医療機器、化粧品などの安全性と品質を保つ目的で定められた法律です。
薬機法のなかでは、エステサロンで使用する機器や化粧品について、医薬品的な効能効果を謳うことは禁止されています。例えば、以下のような表現は誤解を招く恐れがあるため避けましょう。
- 「10分の施術で小顔になる」
- 「施術を受ければ必ずシワやたるみを改善する」
また、医薬品や医療機器は医療従事者しか扱えません。そのため、エステサロンで取り扱っているような広告表現も避けましょう。
参考:厚生労働省「薬機法」
景品表示法

景品表示法は、消費者に誤認を与えるような不当な表示を規制しています。主な規制は「優良誤認表示」と「有利誤認表示」の2つです。
「優良誤認表示」は、実際の商品の性能より優れているかのような表示を指します。例えば、「顧客満足度No.1」「すべての人に効果あり」など、客観的な根拠なく効果を誇大に表現することは違反です。
また、「有利誤認表示」は、競合他社よりも優れている・お得であるかのような表示のことです。例えば「期間限定〇%オフ」「今だけ〇〇円」などは、明確な期間を表示する必要があり、期間終了後も継続していると顧客が不利益を被る可能性があります。
そのため、これらの表現を用いる際には、条件や期限、根拠などを明確に記載するようにしましょう。
参考:消費者庁「景品表示法」
あはき法
あはき法(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師等に関する法律)は、無資格者によるマッサージ行為などを規制しています。マッサージという表現を使用するなら、資格保持者をきちんと表記しておかなければいけません。
また、エステティシャンが「マッサージ」という表現を使用する場合も注意が必要です。代わりに、「リラクゼーション」や「トリートメント」といった言葉に置き換えましょう。
参考:厚生労働省「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」
ここまで4つの法律を紹介してきましたが、コンプライアンスを遵守した広告表現を心がけることで、お客様からの信頼を得ることができます。不明点がある場合は、弁護士や専門家に相談することをおすすめします。
エステサロンにおすすめの広告・集客方法9選

エステサロンの集客には、以下のようなさまざまな広告手法があります。
- SNS広告
- ディスプレイ広告
- リスティング広告
- YouTube広告
- 交通広告
- MEO対策
- SEO対策
- SNS運用
- ポスティング・チラシ
エステサロンの集客を行う際は、これらの広告手法のなかから、ターゲット層や予算に応じて最適な方法を選びましょう。ひとつずつ解説します。
SNS広告
SNS広告は、Instagram・X・Facebook・TikTokなどのSNSプラットフォームを活用した広告です。画像や動画を活用した訴求が効果的なエステサロンと相性が良く、年齢・性別・興味関心などによる詳細なターゲティングが可能である点が特徴です。
特にInstagramは美容に関心の高いユーザーが多く、ビフォーアフター写真やサロン内の雰囲気、施術の様子などを視覚的に訴求できます。また、比較的低コストで始められるため、売上が安定していない開業初期のエステサロンでも取り入れやすいでしょう。
エステサロン(脱毛サロン)におすすめのSNS広告の詳細は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
参考記事:脱毛サロンにおすすめのSNS広告6選!成功のポイントも解説
リスティング広告
リスティング広告は、Google検索やYahoo!検索で特定のキーワードを検索したユーザーに表示される広告です。
例えば「エステ 脱毛」「エステサロン 〇〇区」など、地域名や具体的な施術名を含むキーワードを設定すると、より見込み度の高い顧客に広告を届けられます。また、競合サロン名をキーワードに設定することで、競合店の見込み顧客を自店舗へ誘導することも可能です。
このように、リスティング広告は、すでにエステサロンに興味や意欲を持ったユーザーにアプローチできる点が強みです。
ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリなどの広告スペースに表示される、画像や動画、テキスト形式の広告のことです。インターネット上の多数のサイトに表示できるため、幅広い露出が期待できます。
また、ビジュアル重視の訴求が重要なエステサロンにとって、魅力的な画像や動画を使ったディスプレイ広告は、ブランドイメージの構築や認知度向上に効果的です。施術前後の変化や、サロン内の温かい雰囲気などを伝えましょう。
YouTube広告
動画コンテンツを活用したYouTube広告は、施術の流れや効果、サロンの雰囲気などを視覚的に伝えられる点が特徴です。スマートフォンや5Gの普及により、YouTubeのユーザー数は増えているため、広告配信をすれば認知拡大が期待できます。
なお、YouTube広告にはさまざまな形式があります。スキップ可能な「TrueView広告」は、視聴者が興味を持った場合のみ最後まで視聴されるため、コストパフォーマンスに優れています。そのため、特に開業初期のエステサロンにおすすめです。
また、広告の費用対効果を最適化するためには、施術のビフォーアフターや顧客の声など、信頼性と魅力を伝える動画コンテンツの制作が重要です。自社で動画制作の知識やリソースがない場合は、専門業者への依頼をおすすめします。
交通広告

駅構内のポスターや電車内の広告、タクシー広告など、交通機関を利用した広告は、地域密着型のエステサロンに効果的です。特に通勤・通学時間帯に多くの人の目に触れるため、認知度向上に役立ちます。
また、設置場所はサロン周辺の駅やターゲット層がよく利用する路線を選ぶことで、効率的に潜在顧客にアプローチできます。交通広告を作成する際は、シンプルで目を引くデザインと、自店舗の強みや競合との差別化ポイントを盛り込みましょう。
MEO対策
MEOとは、Googleマップなどの地図検索で上位表示を目指す対策です。特に「エステサロン 〇〇区」のような地名検索をするユーザーに対して効果的であることから、美容院や脱毛サロンなど、さまざまなジャンルのビジネスで注目を集めています。
また、Googleマップは世界最大級の地図プラットフォームであり、ローカルビジネスの集客に直結します。低コストで始められる特徴もあるので、エステサロンの集客に取り組むなら、まず始めたい施策のひとつです。
MEO対策の詳細や始め方は、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:MEOとは?7つの対策法やメリット・デメリットをわかりやすく解説
SEO対策
自社サイトを検索エンジンで上位表示させるSEO対策は、継続的な集客につながる重要な施策です。具体的には「エステサロン 選び方」「エステサロン 〇〇区 おすすめ」など、潜在顧客が検索するであろうキーワードで上位表示を目指します。
効果的なSEO対策には、施術の詳細や効果、顧客の体験談などの潜在顧客にとって価値のあるコンテンツを定期的に発信することが重要です。加えて、より効果を高めるには、キーワード分析や質の高いコンテンツ作成、被リンク獲得などの専門的な施策が必要です。
SEO対策の基本的な手法や効果的な対策については、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:脱毛サロンのSEO対策とは?基本的な手法とより効果的な対策を紹介
SNS運用

Instagram・Facebook・XなどのSNSアカウントを活用した情報発信は、見込み顧客の獲得と顧客との関係構築に効果的です。施術前後の写真やスタッフの紹介、限定キャンペーン情報など、サロンに関するさまざまな投稿を発信しましょう。
特にInstagramは視覚的なコンテンツに強みがあり、エステサロンとの親和性が高いSNSです。統一感のあるフィード作り、ストーリーズやリールを活用した動画コンテンツなどを駆使してフォロワーを増やし、多くの見込み顧客に向けて発信することが重要です。
ポスティング・チラシ
Webを活用した広告・集客が中心の時代でも、ポスティングやチラシ配布は、地域密着型のエステサロンにとって効果的な方法です。特に新規オープン時や大型キャンペーン時には、サロン周辺の住宅や商業施設でのチラシ配布が認知度向上に役立ちます。
効果的なチラシ作成のポイントは、明確な訴求ポイントや魅力的な特典の明示です。また、ターゲット層が多く住む地域や、競合の少ないエリアを選んでポスティングを行うことで、反応率を高めることができます。
ここまで9つの広告・集客方法を紹介してきましたが、これらを組み合わせることで、効率的なマーケティングが可能になります。サロンの規模や予算、ターゲット層に合わせて、最適な方法を選択しましょう。
エステサロンが広告・集客で成功するためのポイント

エステサロンが広告・集客で成功するためのポイントは、以下のとおりです。
- ターゲットを明確に設定する
- 競合との差別化ポイントを打ち出す
- 広告予算を決める
- ターゲットに合わせた広告媒体を活用する
- 広告・集客のプロに相談する
それぞれのポイントについて解説します。
ターゲットを明確に設定する
広告・集客の第一歩は、明確なターゲット設定です。「女性」というだけでは範囲が広いため、年齢層・居住地域・ライフスタイル・美容に関する悩みなどを具体的に設定しましょう。
例えば「30代〜40代の働く女性で、エイジングケアに関心が高く、自分へのご褒美として質の高いサービスにお金をかける層」といった具体的なペルソナ設定が効果的です。
このようにターゲットが明確になれば、どのような媒体で、どのようなメッセージを伝えるべきかが見えてきます。また、既存顧客データの分析も役立ちます。リピート率の高い顧客層の特徴を分析し、似た属性を持つ新規顧客の獲得を目指しましょう。
競合との差別化ポイントを打ち出す
競争が激しいエステ業界で埋もれないためには、自店舗ならではの強みや特徴を明確に打ち出すことが重要です。具体的には、以下のような差別化ポイントを確立させましょう。
- 独自の施術メソッド
- 高い技術力を持つスタッフ
- 居心地の良い空間設計
- 丁寧なアフターフォロー
- 特定の悩みに特化したメニュー
差別化ポイントを決める際は、顧客の視点に立ち、「なぜこのサロンを選ぶべきか」を考えることが大切です。また、差別化ポイントは広告の中で一貫して伝え続けることで、サロンのブランドイメージとして定着していきます。
広告予算を決める

効果的な広告・集客を行うためには、適切な予算設定が不可欠です。予算を決める際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 新規開業時は多めに設定
- 売上が安定したら広告費を抑えて適正化する
- 季節変動を考慮する
- 広告ごとのROI(投資対効果)を測定
限られた予算で最大の効果を得るためには、各広告媒体の費用対効果を測定し、効果の高い媒体に予算を集中させる「選択と集中」の考え方が重要です。デジタル広告であれば、クリック数や問い合わせ数、予約数などを追跡することで、費用対効果を数値化できます。
ターゲットに合わせた広告媒体を活用する
ターゲット層がよく利用する媒体を選ぶことで、効率的に広告メッセージを届けることができます。例えば、20代女性向けならInstagram・TikTok・YouTubeがおすすめです。男性向けなら、リスティング広告やビジネス系メディアでの広告出稿も適しているでしょう。
また、広告媒体は1つに限定せず、複数の媒体を組み合わせることで、相乗効果を生むことができます。例えば、SNS広告でブランド認知を高め、リスティング広告で検討層を獲得するなど、顧客の購買検討プロセスに沿った媒体選択が効果的です。
広告・集客のプロに相談する
特に初めて事業を行う方の場合、自店舗だけで広告・集客を考えるには限界があります。集客に不安がある方は、プロの力を借りることで、効率的かつ効果的な広告戦略を立てることができます。例えば、以下の専門家への依頼・相談がおすすめです。
- 広告代理店(総合的なマーケティング支援)
- Webマーケティング会社(デジタル広告運用)
- 美容業界専門のコンサルタント(業界特化型のアドバイス)
- SNSマーケティングの専門家(SNS運用支援)
専門家に相談する際は、サロンのコンセプトやターゲット層、強みなどを明確に共有することが大切です。また、依頼内容や予算、期待する成果などを事前に整理しておくことで、より具体的なアドバイスを得ることができます。
なお、広告・集客で安定した成果を出すには、常に検証と改善を繰り返すことが重要です。データを分析し、より効果的な方法を模索・実践することで、集客力の向上につながります。これらのプロセスも、最初はプロの力を借りてノウハウを蓄えるのがおすすめです。
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ここまでエステサロンにおすすめの広告・集客や、広告表現において気をつけるべき法律について解説してきました。紹介してきたなかでもおすすめの施策が、MEO対策です。
MEO対策は意欲の高いユーザーへの訴求が可能で、Googleマップで上位表示させることで集客拡大・認知拡大が期待できます。加えて、広告表現で法律に抵触するリスクもありません。
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