業務用脱毛機をリースするメリットや導入手順を紹介
業務用脱毛機
「業務用脱毛機をリース契約する方法がわからない」
「業務用脱毛機のリース契約における具体的なメリットを知りたい」
上記の悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。業務用脱毛機をリース契約するにあたり、具体的な手順やメリットやデメリットを知っておくことは重要です。
この記事では業務用脱毛機をリースするメリットやデメリット、レンタルとの違い、リースでの導入手順を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
この記事の監修者
広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS業務用脱毛機をリースするメリット3つ
業務用脱毛機をリースするメリットは以下のとおりです。
- 新品が利用できる
- 税務負担を軽減できる
- 脱毛機を廃棄する手間や費用がかからない
上記のメリットを把握していると、リースによる業務用脱毛機を有効に活用できます。
新品が利用できる
業務用脱毛機のリースでは、最新モデルを新品で提供される可能性があります。最新機能が搭載された機種が利用できるため、施術のクオリティも上がるでしょう。
新品を使えるメリットは、耐用年数です。中古品であれば、すでに耐用年数が短くなっているケースもあります。新品なら本来の耐用年数をフルに利用できます。
税務負担を軽減できる
業務用脱毛機をリースすると、リース料を経費として全額計上が可能です。通常購入時にかかる初期費用を抑えつつ、毎月のリース料を損金算入できるため節税になります。
リースの導入はキャッシュフローの安定が図れ、脱毛機が資産として計上されないため固定資産税の負担を軽くできます。
脱毛機を廃棄する手間や費用がかからない
業務用脱毛機のリースにおける廃棄の手間や費用がかからない理由は、契約終了後にリース会社が回収するからです。サロン側は機器の処分にかかる手続きや費用を負担することなく、リース会社に返却が可能です。
廃棄に伴う時間とコストの節約ができます。その分ほかの業務に集中できるでしょう。
業務用脱毛機をリースするデメリット3つ
業務用脱毛機をリースするデメリットは以下のとおりです。
- 中途解約ができない
- 長期契約は費用が割高になる
- 所有物にできない
上記のデメリットを知らなければ、リースによる業務用脱毛機の利用で損をしてしまう可能性があります。
中途解約ができない
業務用脱毛機のリース契約は、中途解約ができません。リース会社が長期契約を前提に費用回収する仕組みだからです。業務用脱毛機を使用しなくなっても、契約期間中はリース料金の支払いが継続するというデメリットがあります。
また、早期解約を希望する場合は高額な違約金が発生することがあります。業務用脱毛機のリース契約期間中は、柔軟性が制限される点に注意しましょう。
長期契約は費用が割高になる
業務用脱毛機のリース料にはリース会社の手数料なども含まれます。月々の支払額は安くても、長期的に考えると購入より割高になる場合があります。
リース期間中の機器の使用頻度や価値の変動に関わらず、一定の料金を支払い続けなければなりません。契約終了後には所有権がサロンに移らないため、マシンが資産にならないことも不利な点です。
所有物にできない
リース契約の場合、マシンの所有権はリース会社にあるので自分の資産として所有できません。基本的に「使用権」を一定期間得ているだけなので、契約期間終了後はリース会社に返却が必要です。
機器の改良やカスタマイズを行いたい場合は、リース会社の許可が必要となる場合があります。業務用脱毛機のリース契約が、サロンの自由度を制限する可能性についても考えておきましょう。
業務用脱毛機のリース契約は初期費用を抑えたい人におすすめ
業務用脱毛機のリース契約は初期費用を抑えたい人におすすめです。なかでも把握すべきポイントは以下のとおりです。
- リース契約のしくみとは
- リース契約の種類
- 業務用脱毛機をリースする費用
上記のポイントを把握していると、スムーズにリース契約を結べるでしょう。
リース契約のしくみとは
リース契約は、企業が高価な設備や機器を購入せずに一定期間使用できるようにするしくみです。サロンはリース会社と契約を結び、月々のリース料金を支払うことで脱毛機を使用できます。
契約期間が終了すると、機器はリース会社に返却されます。リース料金にはメンテナンス費用が含まれると考えておきましょう。
リース契約の種類
リース契約には主に「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の2種類があります。ファイナンスリースは、リース期間終了後に機器の所有権が移転することが特徴です。リース料は機器の購入費用に近い額で、実質的には分割払いに似ています。
オペレーティングリースはリース期間終了後に機器を返却する形式で、短期間の使用に最適です。料金はファイナンスリースよりも低く設定されています。機器のメンテナンスや更新もリース会社が行うため、最新機器を手軽に利用できます。
業務用脱毛機をリースする費用
業務用脱毛機のリース費用相場は、機種やリース期間によって異なりますが、月額数万円から10万円程度が一般的です。具体的な費用は、機器の性能や付加価値の高さ、サポートサービスの内容によって変動します。
高性能な最新機器や包括的なメンテナンスが含まれる場合は、リース料金が高くなる傾向があります。また、リース契約の期間や支払い条件も価格に影響が出るでしょう。サロンのニーズや予算に応じて、適切なリースプランを選定することが重要です。
業務用脱毛機をレンタルするメリット
業務用脱毛機のレンタルは、美容サロンの開業や運営において柔軟な選択肢となります。特に、開業初期の資金繰りが厳しい時期や、短期間での利用を検討している場合に適しています。
以下でメリットを紹介するので、リースのメリットと照らし合わせてみてください。
初期費用を抑えられる
業務用脱毛機のレンタルの最大のメリットは、初期費用を大幅に抑えられることです。新品の業務用脱毛機は100万円から500万円以上するものもあり、開業時の大きな負担となります。
一方、レンタルの場合は初期費用が数十万円程度で済むことが多く、敷金や保証金程度の支払いで利用を開始できます。これにより、開業時の資金を広告宣伝費や内装工事費など、他の重要な項目に振り分けることが可能です。
辞めたい時に辞められる
レンタル契約は一般的に6ヶ月から1年程度の比較的短期間での契約が可能です。これにより、経営状況や市場環境の変化に応じて、柔軟に機器の入れ替えや契約終了を選択できます。購入やリースと比べて、長期的な事業継続のリスクを軽減できる点が大きなメリットとなります。
また、解約時のペナルティも比較的軽微な場合が多く、経営の自由度を高められるでしょう。
最新の業務用脱毛機を使用できる
脱毛機器は技術革新が早く、数年で新しい機種が登場します。レンタルでは、契約更新時に最新機種への切り替えが可能なケースが多く、常に最新の技術を顧客に提供できます。
これにより、競合サロンとの差別化を図ることができ、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。また、新機種に搭載される安全機能や効率的な施術を可能にする機能も、いち早く導入することができます。
業務用脱毛機をレンタルするデメリット
レンタルは便利な反面、いくつかのデメリットがあります。以下で解説するので、メリットと合わせて把握しておきましょう。
中古の可能性がある
レンタル機器の中には、過去に他のサロンで使用された中古機器が含まれていることがあります。このため、使用感や性能面で新品と差が出る可能性があります。
特に、ショット数が多い機器では、出力が安定しなかったり、故障のリスクが高まったりする可能性が高いです。また、見た目の劣化が気になる場合もあり、高級感を売りにするサロンでは注意が必要です。
購入やリースよりも総額が高くなる場合がある
長期間の使用を前提とした場合、レンタルは月々の支払いが続くため、総額では購入やリースよりも高額になることがあります。例えば、月額10万円のレンタルを3年間継続した場合、総額は360万円となり、新品購入時の価格を超えてしまう可能性があります。
このため、長期的な経営計画に基づいて、導入方法を慎重に検討する必要があります。
業務用脱毛機リースとレンタルの違い
業務用脱毛機のリースとレンタルの違いは以下のポイントがあげられます。
- 所有者の違い
- 解約条件の違い
- 会計上の違い
上記の違いを把握していると、リースを利用しやすいといえます。
所有者の違い
業務用脱毛機をサロンがリースする場合、契約期間中の所有者はリース会社です。契約が終了した場合は返却するか、ファイナンスリースの場合は所有権を移転することもあります。
一方、レンタルにおける所有者は常にレンタル会社です。サロンは必要な時だけ使用し、その都度レンタル料を支払います。
繁忙期のみ最新の脱毛機をレンタルし、オフシーズンは返却するかたちでの利用が可能です。レンタルは柔軟な短期間の利用に適していますが、リースに比べるとコスト高になるケースがあります。
解約条件の違い
解約条件はリースよりレンタルのほうが柔軟です。サロンが脱毛機をリース契約した場合、中途解約は難しいですし、高額な違約金が発生することが多いです。
例えばサロンが繁忙期に数か月だけ脱毛機をレンタルし、必要がなくなった時点で簡単に返却ができます。
レンタルの場合は違約金が発生しないか、発生しても少額で済む場合が多いため、短期間や臨時の需要に対応しやすいといえるでしょう。
会計上の違い
業務用脱毛機のリースとレンタルの会計上の違いは、計上される項目が異なる点です。レンタルは、勘定科目に「賃借料」を使い、全額経費処理をするのが基本です。
サロンが繁忙期のみ脱毛機をレンタルする場合、レンタル料はその月の経費として計上されます。
一方、機械の所有権が最終的に賃借人に移転するファイナンスリースは、「資産」として計上され、リース期間中に減価償却します。リース料は長期的な資産管理という意味合いです。
業務用脱毛機のレンタルについては、下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
業務用脱毛機リースの導入手順
業務用脱毛機リースの導入手順は以下のとおりです。
- 審査
- アフターフォローの確認
- 決済
上記の流れで業務用脱毛機をリースで導入できます。
STEP1:審査
業務用脱毛機をリースする際、最初のステップは審査です。具体的には、サロンはリース会社に申請書類を提出します。書類には、サロンの財務状況や経営実績が含まれます。
リース会社はこれらの情報を基に、サロンがリース料を支払えるかどうかを判断します。審査に通過すると、リース契約の詳細条件が提示されます。この段階でリース会社と密に連絡を取り合い、必要な情報や書類を適切に準備することが重要です。
STEP2:アフターフォローの確認
審査を通過した後は、アフターフォローを確認します。リース会社が提供するメンテナンスサービスやサポート体制を以下の観点からチェックしましょう。
- 定期的な点検や故障時の修理対応
- 代替機の提供
上記のアフターフォローがあることで、リース期間中に機器のトラブルが発生してもスムーズに対応できる体制が整います。アフターフォローの条件が明確になったら、その内容をしっかりと契約書に反映させる必要があります。
STEP3:決済
最後にリース契約における決済の手続きをします。契約書にサインし、初回リース料や保証金などを支払いましょう。リース会社からリース機器の納品スケジュールが通知されるため、サロンでの受け入れ準備が必要です。
納品後、リース料は月々の自動引き落としや銀行振込で支払います。決済が完了すると、リース契約が正式に始まり、サロンは業務用脱毛機を利用できます。契約条件に従い、支払い状況や機器の管理に努めましょう。
業務用脱毛機をリースする際の注意点
最後に、業務用脱毛機をリースする際の注意点を解説します。
解約や返却条件を事前に確認しておく
リース契約の解約には、一般的に違約金や解約金が発生します。契約期間中の解約はかなり高額な違約金が請求される場合もあるため、契約前に詳細な条件を確認することが重要です。
また、返却時の機器の状態についても、傷や劣化の基準が定められていることが多く、想定外の修理費用が発生するリスクもあります。これらの条件を事前に把握し、経営計画に反映させることが賢明です。
アフターフォローが付いていない可能性がある
リース契約には、必ずしもメンテナンスやアフターフォローが含まれているとは限りません。機器の故障や不具合が発生した場合の修理費用や、定期的なメンテナンス費用が別途必要になることがあります。
また、技術トレーニングやサポートも含まれていない場合があるため、これらの費用も考慮に入れた予算計画が必要です。特に、高額な業務用脱毛機の場合、修理費用が予想以上に高額になる可能性があることを念頭に置く必要があります。
まとめ:CUBE DUO/PROは分割払いで初期費用を抑えられる
ここまで業務用脱毛機のリースに関してメリット・デメリットや具体的な契約の手順などを解説しました。業務用脱毛機のリースは初期費用を抑えて、新品を利用できる便利な利用方法です。リース代を経費にできるため、節税にもつながります。
一方、中途解約がしにくく長期的に料金が割高になるケースもある点に注意しましょう。業務用脱毛機をリースで導入することに不安がある人には、分割払いでの導入がおすすめです。
なかでもCUBE DUO/PROならば、リースと同じように初期費用を抑えつつ業務用脱毛機を導入できます。毎月の支払額が一定で、リースの長期的に割高になるデメリットも回避可能です。興味のある人はぜひ利用を検討してみてください。