個人脱毛サロンと大手サロンを比較してメリットデメリットを徹底解説
脱毛サロン
脱毛サロンに通うか検討している人の中には、個人サロンと大手サロンのどちらにするか迷っている人も多いでしょう。
この記事では、個人脱毛サロンと大手サロンを比較し、両者のメリットとデメリットを解説します。この記事を読めば、自分が個人と大手どちらに通うべきかが分かります。ぜひ脱毛サロンを選ぶための参考にしてください。
目次
この記事の監修者
広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS個人脱毛サロンのメリット5つ
個人経営の美容脱毛サロンでは、経営者が施術する場合が多いです。または、近隣エリア内で数店舗展開しているケースもあります。下記は、個人脱毛サロンを利用する5つのメリットです。
- 指名制が可能なケースがある
- コミュニケーションが取りやすい
- 予約情報を教えてくれる
- 無理な勧誘がない
- プランに融通が利く
個人脱毛サロンの強みは、個人経営ならではのサービスの柔軟性や距離感にあると言えます。それぞれ詳しく解説します。
①指名制が可能なケースがある
経営者が施術まで行っているような、少数のスタッフで営業している脱毛サロンでは、指名制が可能なケースがあります。
人によっては「毎回違うスタッフに肌を見せるのが恥ずかしい」と感じる人もいるでしょう。指名制であれば、毎回同じスタッフが施術してくれるので不安を和らげられます。同じスタッフなら施術の経過も見てもらっているので、安心感もあるでしょう。
②コミュニケーションが取りやすい
個人脱毛サロンでは、同じスタッフが接客する機会が多いので、自然とコミュニケーションが取りやすいです。
接する回数が増えれば段々と打ち解け、肌の状態など心配な点も聞きやすくなります。個人脱毛サロンは、自然とスタッフとの距離も近くなり、通うのが楽しくなるでしょう。
③予約情報を教えてくれる
個人脱毛サロンでは、予約情報を教えてくれるケースがあります。予約ペースから顧客の予定に合わせた日程を組んでくれたり、他の顧客がキャンセルした場合には教えてくれたりすることも。
スタッフが自分の来店頻度を覚えてくれ、きめ細かい対応をしてくれるのは、顧客との距離が近い個人脱毛サロンならではです。
④無理な勧誘がない
大手脱毛サロンに比べると、個人脱毛サロンは無理な勧誘が少ない傾向にあります。大手脱毛サロンでは、会社によってスタッフにノルマが課されていることも珍しくなく、グイグイ営業された経験がある人もいるかもしれません。
また、大手脱毛サロンは利益追求の志向が強く、だからこそ大手になれたとも言えます。
個人脱毛サロンは、相対的に顧客の希望を尊重してくれやすいでしょう。
⑤プランに融通が利く
大手に比べ、個人脱毛サロンでは、施術プランに関して融通が利く場合があります。スタッフの判断と裁量で、顧客の希望に合わせたプランに組み直してくれるでしょう。
予算が不足している場合でも、回数を調整して単価を安くしてくれるケースもあります。
対して、基本的に大手脱毛サロンでは、店舗にプラン変更の決定権はありません。顧客ごとの対応の柔軟さは、個人経営ならではのメリットです。
個人脱毛サロンのデメリット3つ
個人脱毛サロンには、大手サロンと比較した際の以下3つのデメリットも存在します。
- 設備が最新ではない
- 費用が割高になるケースがある
- 店舗スペースが狭い
設備や店舗の大きさについては、大手の方が充実している傾向にあると言えます。個人脱毛サロンを選ぶ前に知っておきたいデメリットを詳しく見ていきましょう。
①設備が最新ではない
個人サロンは、大手サロンに比べると設備の面で見劣りします。ビルや商業施設のテナントではなく、マンションの一室を借りて営業している場合も。最新の設備でない場合もあり、施術ルームも簡素な作りになっているケースがあるでしょう。
最新の脱毛機には肌ケア機能や施術可能な肌質が増えているなど、多様化するニーズに応える機種が次々と販売されています。最新機種での施術を重視する人には、個人脱毛サロンはあまり向かない可能性があります。
②費用が割高になるケースがある
1回当たりの施術単価が、大手サロンに比べると割高になる傾向があります。個人サロンでは、業務効率と回転率を上げて対応できる顧客数を増やそうとするにも限界があるためです。
そのため、安さを売りにする大手と競争しても、なかなか優位に立てないでしょう。しかし、薄利多売ができないからこそ、きめ細やかなサービスが期待できるとも言えます。
③店舗スペースが狭い
個人脱毛サロンでは、店舗スペースが狭いと感じるケースがあります。開業している場所が、主にマンションの一室や自宅の一部を改装し店舗としているケースが多いためです。
そのため、カウンセリングや施術、メイク室や着替え場所などが兼用の場合があるでしょう。大手サロンのような開放的な空間が好みの人には合わない可能性があります。
大手脱毛サロンのメリット4つ
個人脱毛サロンに対して、全国に多数の店舗を持つ大手脱毛サロンには、大手ならではの優れた点があります。代表的なメリットは以下の4つです。
- 広く余裕のある内装空間
- 設備が整っている
- 店舗移動が可能
- マニュアルによってスタッフが教育されている
資本力のある大手脱毛サロンは、個人脱毛サロンには真似できない優位性があります。詳しいメリットを以下で見ていきましょう。
①広く余裕のある内装空間
大手脱毛サロンは、広く余裕のあるスペースと内装空間が特徴です。豪華でラグジュアリーな内装は、施術に訪れる顧客の気分を高揚させてくれます。下記のスペースも余裕を持って作られており、リラックスした雰囲気を味わえるでしょう。
- 受付
- カウンセリングルーム
- メイクルーム
- 着替えスペース
- 施術室
- 待合室
内装が豪華なサロンに通う副次的なメリットとして、店舗に出入りする姿を他人に見られても恥ずかしくない点が挙げられます。友達に自信を持って通っているサロンの名前を言えるのも、大手脱毛サロンの強みです。
②設備が整っている
大手脱毛サロンの特徴として、設備が整っている点が挙げられます。脱毛機をはじめとする機器類や施術ベッド・待合室の椅子・シェーバー・タオル類などです。特に脱毛機については、最新モデルが発売されると個人脱毛サロンよりも積極的に導入する傾向にあります。
ただし「最新の脱毛機導入」と謳っていても、全ての脱毛機が最新とは限らない点には留意しておきましょう。施術室の数だけある脱毛機を、全て同時に最新機種へ変えるのは現実的に難しいためです。
そのため、自分が最新の脱毛機で施術を受けられるかはわかりません。どうしても最新モデルで施術を受けたい場合は、予約の際に希望を伝えるのがよいでしょう。
③店舗移動が可能
大手脱毛サロンならではのメリットとして、店舗移動が可能な点が挙げられます。例えば、希望する日時に予約が取れない場合でも、近隣にある他店舗を紹介してくれるケースがあります。カルテも共有されているので安心です。
他の都道府県へ引っ越しや出張する場合でも、全国展開されている脱毛サロンであれば、移動した先に店舗があるでしょう。移動が多く、通う店舗を固定しない方が都合のよい人には大手脱毛サロンがおすすめです。
④マニュアルによってスタッフが教育されている
大手脱毛サロンでは、体系的なマニュアルによってスタッフが教育されています。どのスタッフに接客されても、安定したサービスが受けられるでしょう。
施術する技術以外にも、カウンセリングや受付予約、トラブル対応までスムーズで的確な対応をしてもらえます。
大手脱毛サロンでは、対応するスタッフが毎回違うことも珍しくありません。会話が苦手な人の中には、スタッフとの距離が近すぎない大手脱毛サロンの方が性に合う人もいるでしょう。
大手脱毛サロンのデメリット3つ
大手脱毛サロンは、豪華な内装や店舗数が多いといったメリットがある反面、以下の点がデメリットとして挙げられます。
- 人気店では予約が取りづらい
- 施術スタッフが異なる場合がある
- 勧誘がある
以下の内容をもとに、大手・個人脱毛サロンそれぞれのメリット・デメリットを比較し、どちらが自分に合っているかを確かめましょう。
①人気店では予約が取りづらい
大手脱毛サロンの人気店では、予約が取りづらいケースがあります。例えば渋谷や新宿などの人が多く集まる街では、数日先まで予約が埋まっていることも頻繁にあります。
予約の取りやすさは、脱毛完了までの期間に影響するので無視できない要素です。脱毛は毛周期に合わせて来店予約を取るのが基本ですが、スムーズに予約を取れないと脱毛完了までの期間が長引く可能性があります。
しかし、店舗によっては施術後に次回の予約を取ってくれるところもあります。
②施術スタッフが異なる場合がある
大手脱毛サロンでは、施術スタッフが毎回異なるケースが見られます。どのスタッフも教育を受けているため、施術の品質は基本問題ありませんが、それでも多少バラつきは出てくるものです。
指名制度があれば問題ないですが、大手サロンで指名制度は少ないのが実情です。
大手サロンはスタッフの数が多く、中には一店舗で20人の施術スタッフがいる店舗も存在します。スタッフの出勤日の兼ね合いを考えると、大手脱毛サロンで指名制を取り入れるのは難しいでしょう。
同じスタッフに毎回対応してほしい人には、大手脱毛サロンは向かない可能性があります。
③勧誘がある
大手脱毛サロンでは、無料体験で来店した際にプラン加入の勧誘をされる場合があります。以前に比べて酷くはなくなったと言われており、大手の中でも「勧誘をしない宣言」を出しているサロンも存在します。
しかし、どの脱毛サロンも営利目的で運営している以上、多少の勧誘は覚悟しておいた方がよいでしょう。その場の押しに負けないためには、予算や施術に関して自分の中で譲れないポイントを決めておくのがおすすめです。
サロンの一角を利用している店舗もある
すでに開業しているエステサロンや美容室など、使われていない部屋の一角を利用して、脱毛サロンを行っている店舗があります。新たなサービスとして脱毛を行う場合や、脱毛サロンを開業したい個人が間借りするケースもあるでしょう。
エステや美容室のついでに利用しやすい反面、サービスは小規模かつベーシックなものにとどまる傾向にあります。例えば、全身脱毛やメンズ脱毛は取り扱っていないなど、ニーズにマッチしない可能性があります。
セルフ脱毛サロンとの比較
セルフ脱毛サロンは人気があり、全国展開している大手から個人で開業しているサロンまでさまざまあります。施術スタッフは居らず、顧客個人で施術を行うのは両方とも同じです。受付スタッフもいない無人店も存在します。
有人店舗と比較し、セルフ脱毛がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- 人に会いたくない・肌を見られたくない人
- ツルツルを目指さない代わりに費用を抑えたい人
- 夜間に施術したい人
スタッフとの会話が苦手など、自分のペースで施術を進めたい人にはセルフ脱毛サロンはうってつけです。また、リーズナブルな価格で脱毛をしたい人や、仕事の都合で有人店舗の予約が取れない人にも向いています。
ただし、セルフ脱毛サロンの脱毛機は素人でも扱える低い出力に調整されているため、ツルツルは目指せません。仮に出力の高い脱毛機を扱っていたとしても、素人が扱うと肌トラブルややけどなどにつながる恐れがあります。家庭用脱毛機の延長程度の効果で満足できる人に向いています。
自分の環境に適したサロンを選ぼう
個人脱毛サロンと大手脱毛サロンを比較しました。双方にはメリットとデメリットがあります。個人脱毛サロンでは、指名制度がありコミュニケーションを取りやすいですが、スペースに余裕はありません。
対して大手脱毛サロンでは、空間に余裕があり設備は整っていますが、指名制度が無い場合があります。ぜひ今回の記事を踏まえた上で、自分の環境や希望に沿った脱毛サロンを選んでください。