売れるサロン名とは?名前の重要性やネーミングのコツ、注意点も解説
脱毛サロン

「売れるサロン名ってどんなもの?」
「サロン名を決めるうえでのポイントは?」
このように思っていませんか。
特にサロンの開業が初めてな方は、ネーミングも初めてで困っている方も多いはず。
この記事では、サロンのネーミングの重要性や決める際のポイントを解説します。あわせて、売れるサロンの具体例やサロン名を決めた後にすべきことも紹介します。これから開業する方は、ぜひ参考にしてください。
目次
この記事の監修者

広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNSサロン名のネーミングが売上を左右する理由

サロン名のネーミングが、売上を左右する重要な要素のひとつです。その理由は、以下のとおりです。
- 記憶に残りやすい名前だと口コミで広がりやすい
- 競合サロンと差別化を図れる
- 来店のハードルが下がる
それぞれ理由について紹介するので、サロン名を決める前に押さえておきましょう。
記憶に残りやすい名前だと口コミで広がりやすい
覚えやすいサロン名をつけることで、顧客が友人や家族に紹介する際の障壁を下げられます。例えば「昨日行ったサロン、名前が思い出せないけど良かった」では、せっかくの口コミ効果が半減してしまいます。
一方で、印象的で覚えやすい名前であれば、顧客は自然にサロン名を話題に出し、新規顧客の獲得につなげることが可能です。さらに、音の響きが良く、短くて覚えやすい名前ほど口コミによる拡散効果が期待できるでしょう。
競合サロンと差別化を図れる
似たような名前のサロンが多い中で、独自性のあるサロン名は差別化要素となります。「○○ビューティーサロン」や「△△エステ」といった一般的な名前では、数多くの競合店に埋もれてしまいがちです。
オリジナリティのあるサロン名は、顧客の記憶に強く残り、他店との混同を防ぎます。また、独特な名前は顧客に特別感を与え、「このサロンは他とは違う」という印象を植え付ける効果もあります。ネーミングのポイントは後述するので、ぜひ参考にしてください。
来店のハードルが下がる
親しみやすく、入りやすい印象を与えるサロン名は、初回来店時の心理的なハードルを下げる効果があります。高級感を演出したい場合でも、威圧的な名前は新規顧客を遠ざける可能性があります。
一方で、温かみがあり、アプローチしやすい雰囲気を持つ名前であれば、顧客が「気軽に試してみよう」という気持ちになりやすいです。特に地域密着型のサロンでは、親近感を演出する名前が来店促進に大きく貢献します。
売れるサロン名の決め方やポイント

売れるサロン名の決め方やポイントは、以下のとおりです。
- コンセプトが伝わるサロン名にする
- 覚えもらいやすいサロン名にする
- 競合サロンと重複しないサロン名にする
- 検索しやすいサロン名にする
これらのポイントを押さえてサロン名を決めることで、売れる名前に近づきます。それぞれ解説します。
コンセプトが伝わるサロン名にする
サロンを運営するうえで、サロン名からコンセプトや提供するサービスの特徴を伝えることが重要です。リラクゼーション重視のサロンなら「癒し」や「安らぎ」を連想させる言葉を、美容に特化したサロンなら「美」や「輝き」を表現する言葉を取り入れましょう。
ただし、直接的なネーミングだとありきたりな印象を与える可能性があるため、比喩的な表現や造語を使って上品に表現することがポイントです。サロン名の具体例は後ほど解説するので、ぜひ参考にしてください。
覚えてもらいやすいサロン名にする
覚えてもらいやすいサロン名にすることで、リピートでの来店や口コミ効果を期待できます。記憶に残りやすいサロン名の条件として、以下のポイントが挙げられます。
- 音の響きの良さ
- 適度な長さ
- 発音のしやすさ
一般的に、3〜7文字程度の長さが最も覚えやすいとされています。また、濁音や半濁音を適度に含むことで、音の変化があり印象に残りやすくなります。
また、外国語を使用する場合は、日本人にとって発音しやすいものを選び、カタカナ表記した際に自然に感じられるかどうかも重要な判断基準です。
競合サロンと重複しないサロン名にする

同業他社との名前の重複は、顧客の混乱を招くだけでなく、法的な問題に発展する可能性もあります。サロン名を決定する前に、地域内の競合店舗名を調査し、類似する名前がないことを確認しましょう。
具体的には、インターネット検索や商標データベースの確認などを行い、既存の店舗名との重複を避けることが必要です。少しの違いであっても、後にトラブルの原因となる可能性があるため、明確に差別化された名前を選びましょう。
検索しやすいサロン名にする
現代の顧客はインターネット検索でサロンを探すことが多いため、検索エンジンで見つけやすい名前を選ぶことが重要です。あまりにも一般的すぎる単語の組み合わせでは、検索結果に埋もれてしまう可能性があります。
一方で造語や珍しい組み合わせの場合は、正確に覚えてもらえるかが課題となります。適度にユニークでありながら、顧客が直感的に検索できるバランスを見つけることがポイントです。
また、英語表記とカタカナ表記の両方で検索されることを想定し、どちらでも適切に検索結果に表示されるよう配慮しましょう。
ネーミングに迷ったら参考にすべき売れるサロン名の具体例

ここからは、ネーミングに迷ったら参考にすべき売れるサロン名の具体例を紹介します。
- 英語・フランス語・ハワイ語を参考にする
- 花や星の名前を参考にする
上記の2つは、売れるサロン名としてよく使用されている言葉です。ひとつずつ解説するので、ぜひどのように差別化するか考えながら参考にしてみてください。
英語・フランス語・ハワイ語を参考にする
外国語を使ったサロン名は、洗練された印象を与えやすく、多くのサロンで採用されています。英語では「Grace(優雅)」「Bloom(開花)」「Serene(穏やか)」などの美容やリラクゼーションに関連する単語が人気です。
フランス語は特に美容業界では高級感を演出する効果があり、「Belle(美しい)」「Lumière(光)」「Petite(小さい)」「mignon(かわいい)」などがよく使われます。
ハワイ語は癒しとリラクゼーションのイメージが強く、「Lani(天国)」「Mahalo(感謝)」「Aloha(愛)」などが親しみやすさと特別感を両立できます。ただし、使用する際は正確な意味と発音を確認し、日本人顧客にとって覚えやすいかどうかも考慮しましょう。
花や星の名前を参考にする
自然の美しさを表現する花や星の名前は、サロンのネーミングに適しています。花の名前では「Rose(薔薇)」「Lily(百合)」などが定番ですが、「Jasmine(ジャスミン)」「Dahlia(ダリア)」「Peony(牡丹)」なども上品な印象を与えます。
星座や天体の名前では「Luna(月)」「Stella(星)」「Aurora(オーロラ)」などが人気で、神秘的で美しいイメージの演出が可能です。これらの自然の名前は、美しさと同時に癒しの印象も与えるため、幅広いサロンコンセプトに適用できる汎用性があります。
サロン名を決めた後にすべきこと

サロン名を決めた後は、以下の3つにも着手しましょう。
- 商標登録を行う
- ドメインやSNSアカウントを確保する
- サロン名を広めるためのプロモーションを行う
それぞれ解説するので、スムーズにサロン開業の準備を進めるためにも把握しておきましょう。
商標登録を行う
サロン名の商標登録は、他社による同一または類似の名前の使用を防ぐための重要な手続きです。特に将来的に多店舗展開を考えている場合は、商標権の取得が必須となります。商標登録には時間と費用がかかりますが、ブランド価値を守るためにも検討しましょう。
また、登録前には、既に同様の商標が登録されていないか特許庁のデータベースで確認し、必要に応じて弁理士に相談することをおすすめします。商標登録により、サロン名を資産として扱うことができ、ビジネスの価値向上にもつながります。
ドメインやSNSアカウントを確保する
現代のサロン経営において、WebサイトやSNSの運用は不可欠です。サロン名が決まったら、関連するドメイン名とSNSアカウントを確保しましょう。
理想としては「サロン名.com」「サロン名.jp」などのドメインを取得し、Instagram・X・FacebookなどのSNSプラットフォームでも同じ名前のアカウントを作成します。
これらが既に使用されている場合は、「サロン名 + 地域名」や「サロン名 + salon」などの組み合わせを検討しましょう。
サロン名を広めるためのプロモーションを行う
売れるサロン名にできたとしても、認知されなければ意味がありません。サロン名を効果的に広めるために、多角的なプロモーション戦略を立てましょう。
例えば、ロゴデザインの作成や看板や印刷物への名前の表示、SNSでの発信など、あらゆるタッチポイントでサロン名を一貫して使用しましょう。
また、名前の由来やコンセプトを説明するストーリーを作成し、顧客との会話の中で自然に伝えることで、愛着と記憶の定着を促進できます。地域のイベントへの参加や、他の地元ビジネスとのコラボレーションなども、サロン名の認知度向上に効果的です。
サロン名決めと合わせて行いたい開業準備

サロン名の決定は、サロン開業の重要な第一歩ですが、同時に他の開業準備も並行して進めることで、スムーズな開業が可能になります。
具体的には、以下の準備もあわせて行いましょう。
- 開業資金を準備する
- 脱毛サロンのコンセプトを決める
- 物件を選ぶ・リフォームする
- 業務用脱毛機などの備品を用意する
- 集客方法を検討する
それぞれの手順やサロンの開業で失敗しないためのコツは、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:個人でも脱毛サロンは開業可能!手順や費用、失敗しないコツも解説
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この記事では、サロンのネーミングの重要性や決める際のポイント、売れるサロンの具体例を紹介しました。これからサロンを開業する方は、紹介した内容を参考に、準備を進めてみてください。
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