SSC脱毛とは?他の脱毛方法との違いやメリット・デメリットを解説
脱毛

「SSC脱毛とほかの脱毛方法の違いは?」
「メリットやデメリットは?」
このように思っていませんか。
特に脱毛サロンの開業を検討しているものの、自店舗で採用する脱毛方法が決まっていない方は、SSC脱毛の特徴やほかの脱毛方法との違いが気になっているはず。
この記事では、SSC脱毛の特徴やメリット・デメリットを紹介します。あわせて、ほかの脱毛方法との違いや、SSC脱毛に関するよくある質問も解説します。これから脱毛サロンを開業する方は、ぜひ参考にしてください。
目次
この記事の監修者

広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNSSSC脱毛とは?

まずは、SSC脱毛の特徴から仕組み、施術方法や期待できる効果まで解説します。自店舗で採用する脱毛方法を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。脱毛方法の特徴を把握しておくことで、自店舗のターゲットに最適なサービスを提供できます。
SSC脱毛の特徴
SSC脱毛は、イタリアの医療メーカー・DEKA社が開発した脱毛方式で、専用のジェルを毛穴に浸透させることで脱毛を行います。専用のジェルには抑毛成分だけでなく、保湿成分や皮膚の軟化成分が凝縮されており、美肌効果も期待できます。
また、SSC脱毛は減毛・抑毛を目的とした脱毛方法です。永久脱毛の効果はないものの、施術時の痛みが少なく、細い毛に高い脱毛効果を発揮します。そのため、顔の産毛などの細い毛を脱毛したい女性や、痛みに抵抗がある方におすすめです。
SSC脱毛の仕組み・施術方法

SSC脱毛は、まず専用のジェルを肌に塗布し、特殊な光を照射することで進行します。施術の流れは、以下のとおりです。
- 肌表面の体毛を剃毛する
- 冷却ジェルを塗布する
- SSC脱毛機による光照射を行う
- ジェルを拭き取る
- アフターケア用ローションを塗布する
従来の脱毛方法のように毛乳頭や皮脂腺にアプローチしないため、痛みが少なく肌トラブルのリスクも低減されています。
SSC脱毛で期待できる効果
SSC脱毛で期待できる効果は多岐にわたります。まず第一に、徐々に毛量が減少し、最終的には自己処理が楽になるほどの脱毛効果が期待できます。特に産毛や細い毛に対しても効果を発揮するのが特徴で、従来のIPL脱毛では対応が難しかった部位にもおすすめです。
次に、肌の美白・美肌効果も期待できます。SSC脱毛は肌を優しく温めることで血行が促進され、ターンオーバーが活性化するため、肌のくすみ改善や毛穴の引き締めなどの効果も得られます。
そのため、SSC脱毛を採用するなら、これらの効果を求めている人をターゲットにしてサロンを運営するのがおすすめです。
SSC脱毛とほかの脱毛方法の違い

現在の脱毛市場では、SSC脱毛のほかにさまざまな脱毛方法が提供されています。そのため、これから脱毛サロンを開業する方のなかには、どの脱毛方法を採用すべきか悩んでいる方も多いでしょう。
ここからは、SSC脱毛とIPL脱毛・SHR脱毛・医療脱毛を比較します。それぞれの特性を理解することで、自店舗に最適な脱毛方法を選ぶ際の判断材料になるでしょう。
SSC脱毛とIPL脱毛の違い
SSC脱毛 | IPL脱毛 | |
仕組み | 抑毛効果を持つジェルに光を当てて、バルジ領域をターゲットに照射 | メラニン色素に反応し、熱で毛根にアプローチをする |
脱毛効果 | 減毛・抑毛 | 減毛・抑毛(SSC脱毛より高い脱毛効果がある) |
施術できる場所 | 脱毛サロン | 脱毛サロン |
痛み | ほとんど感じない | 毛の濃い部分は痛みを感じる |
資格の有無 | 特別な資格は不要 | 特別な資格は不要 |
SSC脱毛とIPL脱毛の最大の違いは、脱毛方法の仕組みにあります。IPL脱毛は高出力の光を瞬間的に照射し、毛根のメラニン色素に反応させて熱を発生させる方法です。一方、SSC脱毛は抑毛効果を持つジェルに光を当てて、バルジ領域をターゲットに照射します。
この違いにより、SSC脱毛はIPL脱毛と比較して痛みが大幅に軽減される点がメリットです。さらに、IPL脱毛では効果が出にくい産毛や細い毛に対しても、SSC脱毛は効果を発揮するという違いもあります。
このようにどちらも脱毛サロンで、特別な資格がなくても採用できる脱毛方法ですが、脱毛の仕組みや脱毛効果に違いがある点を押さえておきましょう。IPL脱毛については以下でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
参考記事:IPL脱毛機とは?他の脱毛方式の違いやメリット・デメリットを解説
SSC脱毛とSHR脱毛の違い
SSC脱毛 | SHR脱毛 | |
仕組み | 抑毛効果を持つジェルに光を当てて、バルジ領域をターゲットに照射 | 低エネルギーの光を高速で連続照射し、毛包全体に熱を蓄積させる |
脱毛効果 | 減毛・抑毛 | 減毛・抑毛 |
施術できる場所 | 脱毛サロン | 脱毛サロン |
痛み | ほとんど感じない | ほとんど感じない |
資格の有無 | 特別な資格は不要 | 特別な資格は不要 |
SSC脱毛とSHR脱毛は似ている部分も多いですが、いくつかの重要な違いがあります。両方とも低出力で肌を温めながら脱毛する方式ですが、SHR脱毛が連続的に光を照射するのに対し、SSC脱毛はより精密に制御された光を照射します。
このため、SSC脱毛はより細かい部位の施術に適しているのが特徴です。また、SHR脱毛は主に毛包幹細胞をターゲットにしているのに対し、SSC脱毛はバルジ領域と呼ばれる毛の再生に関わる部分にアプローチします。
その結果として、SSC脱毛の方がより長期的な効果が期待できるとされています。さらに、SSC脱毛には美肌効果が付加的に得られるという利点もあり、単なる脱毛以上の価値を提供しています。よりSHR脱毛について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:SHR脱毛方式を解説!SHR方式の業務用脱毛機3選も紹介
SSC脱毛と医療脱毛の違い
SSC脱毛 | 医療脱毛 | |
仕組み | 抑毛効果を持つジェルに光を当てて、バルジ領域をターゲットに照射 | レーザーを照射してメラニン色素をターゲットに照射 |
脱毛効果 | 減毛・抑毛 | 永久脱毛 |
施術できる場所 | 脱毛サロン | クリニック |
痛み | ほとんど感じない | 強い |
資格の有無 | 特別な資格は不要 | 資格が必須 |
SSC脱毛と医療脱毛の最も大きな違いは、使用する機器と施術を行える場所です。医療脱毛は医療機関でのみ行われ、高出力のレーザーを使用するため、効果の即効性と永久性が高いという特徴があります。
一方、SSC脱毛はエステサロンで行われる美容脱毛の一種で、出力は医療脱毛ほど高くないものの、痛みが少なく肌への負担も軽減されています。
また、医療脱毛は1回あたりの料金が高く、施術間隔も長めに設定されるのに対し、SSC脱毛は比較的リーズナブルな価格で、施術間隔も短くできるという点もメリットです。効果の面では、医療脱毛の方が早く結果が出る傾向がありますが、SSC脱毛も継続することで十分な脱毛効果が得られます。
そのため、SSC脱毛を採用する際は、痛みに弱い方や、費用を抑えたい方をターゲットにするのがおすすめです。
SSC脱毛のメリット

SSC脱毛のメリットは、以下の4つです。
- 施術時の痛みが少ない
- 短時間でも施術が可能
- 細い毛に高い脱毛効果を発揮する
- 肌が弱い人でも施術を受けられる
それぞれについて解説します。自店舗でどの脱毛方法を採用すべきか悩んでいる方は参考にしてください。
施術時の痛みが少ない
SSC脱毛最大のメリットの一つは、施術時の痛みが少ないことです。従来の美容脱毛は高出力の光を瞬間的に照射するため、強い痛みを伴うことが多かったのに対し、SSC脱毛は肌を優しく温めながら低出力の光を照射するため、痛みを大幅に軽減できます。
多くの利用者は「輪ゴムで軽くはじかれる程度」や「温かい感覚があるだけ」と表現しており、痛みに敏感な方でも快適に施術を受けられます。特にデリケートゾーンやワキなど、従来は痛みが強かった部位でも感じにくいのが特徴です。
このため、脱毛の痛みが不安で踏み出せない方をターゲットにしたサロン運営が可能です。
短時間でも施術が可能
SSC脱毛は従来の脱毛方法と比較して、施術時間が短いというメリットがあります。SSC脱毛機は広範囲を一度に照射できるため、比較的短時間で施術が完了します。これは忙しい現代人にとって大きな魅力と言えます。
ランチタイムや仕事帰りにも気軽に通えるため、多忙なスケジュールの中でも脱毛ケアを継続しやすいでしょう。また、施術時間の短さは、サロン側にも効率的な運営ができるというメリットがあります。1日に多くの顧客を施術できるため、売上の最適化も目指せます。
細い毛に高い脱毛効果を発揮する

SSC脱毛の大きな特徴として、従来のIPL脱毛では効果が出にくかった産毛や細い毛に対しても高い効果を発揮できます。IPL脱毛はメラニン色素に反応するため、色素の薄い細い毛や産毛には効果が限定的でした。
しかしSSC脱毛は、肌を温めることで毛包内部のバルジ領域に直接アプローチするため、メラニン色素の少ない毛にも効果を発揮します。これにより、顔や腕の産毛、うなじの細い毛などにも効果が期待できます。
特に女性にとって気になることの多い顔の産毛対策としても効果的で、肌のトーンアップにもつながるでしょう。そのため、女性をメインターゲットとしたサロンでの導入がおすすめです。
肌が弱い人でも施術を受けられる
SSC脱毛は、低出力で肌への負担が少なく、炎症やかぶれなどのリスクが低減されています。また、SSC脱毛機には冷却システムが組み込まれている機種もあり、施術中に肌を適切な温度にコントロールすることで火傷や赤みなどのトラブルを防ぎます。
そのため、乾燥肌の方でも肌の状態によっては施術を受けられるケースが多いです。サロン側は敏感肌に悩む方をメインターゲットとすることで、競合店との差別化を図れるでしょう。
SSC脱毛のデメリット

SSC脱毛にはさまざまなメリットがありますが、以下のようなデメリットも存在します。
- 効果を実感するまでに時間がかかる
- 日焼け肌には施術ができない
- 専用の冷たいジェルを塗る必要がある
メリットとあわせてデメリットも把握しておくことで、結果的に安定した経営基盤を築きやすくなります。ひとつずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。
効果を実感するまでに時間がかかる
SSC脱毛のデメリットの一つは、効果を実感するまでに時間がかかることです。SSC脱毛は低出力で肌に優しい施術を行うため、医療脱毛などの高出力レーザーと比較すると、即効性に欠ける面があります。
一般的に、目に見える効果を実感するためには、個人差はありますが最低でも6〜8回程度の施術が必要です。なお、理想的な脱毛効果を得るためには、10回程度の施術が推奨されています。
そのため、短期間で確実な脱毛効果を求める方には、医療脱毛の方が向いていると言えるでしょう。サロン側は、契約後のトラブルを避けるためにも、初回のカウンセリング時に脱毛効果を実感するまで時間がかかる点を漏れなく説明しましょう。
日焼け肌には施術ができない
SSC脱毛の注意点として、日焼けをしている肌には施術ができないことが挙げられます。日焼けした肌はメラニン色素が増加しているため、光が過剰に反応してしまい、火傷や色素沈着などのリスクが高まります。
そのため、サロンでは日焼け肌の方の施術を断るケースが多いです。特に夏場や海外旅行後など、日焼けしやすい時期は施術のスケジュールに注意が必要です。サロン側は、前述した即効性がない点とあわせて注意事項として説明しましょう。
専用の冷たいジェルを塗る必要がある
SSC脱毛の施術では、肌に冷たいジェルを塗布する必要があるという点も、一部の顧客にとってはデメリットとなる可能性があります。このジェルは、光の伝導性を高め、肌を保護する役割を果たしますが、特に冬場は冷たく感じることがあります。
また、脱毛部位によっては、顧客がジェルの感触が不快に感じる場合もあるかもしれません。特にデリケートゾーンなどの敏感な部位では、冷たいジェルの感触に驚く方もいます。
このように、SSC脱毛を自店舗に採用するうえで、複数の注意点があります。ほかの脱毛方法と比較したうえで、採用を検討してみてください。
SSC脱毛が向いている部位

SSC脱毛は、さまざまな部位に適用できる脱毛方法ですが、特に細い毛や産毛に対しても効果的であるため、顔やうなじなどの産毛が多い部位に向いています。また、低出力で痛みが少なく、デリケートゾーンやワキなどの敏感な部位にも適しています。
さらに、広範囲を一度に照射できるため、背中や脚全体などの広い部位も効率良く施術が可能です。特に顔の産毛脱毛は、SSC脱毛の美肌効果も同時に得られるため、人気の高い施術です。
これから脱毛サロンを開業する方は、SSC脱毛のこれらの特徴を把握したうえで、ほかの脱毛方法と比較検討してみてください。
SSC脱毛に関するよくある質問

最後に、SSC脱毛に関するよくある質問を紹介します。
- SSC脱毛は効果がない?また生えてくる?
- SSC脱毛は毛周期に関係なく脱毛ができる?
どれもSSC脱毛の採用・利用を検討している方が知りたい内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
SSC脱毛は効果がない?また生えてくる?
「SSC脱毛は効果がないのでは?」「脱毛後にまた毛が生えてくるのでは?」という疑問は多くの方が持つ懸念です。結論として、SSC脱毛は正しく継続すれば確かな効果が得られますが、永久脱毛ではなく減毛・抑毛効果が主となります。
SSC脱毛は毛包内のバルジ領域にアプローチして毛の再生機能を弱めるため、施術を重ねるごとに毛は細く、薄くなっていきます。個人差はありますが、多くの場合、10回以上の施術を受けることで自己処理が楽になるレベルまで減毛効果が得られます。
SSC脱毛は毛周期に関係なく脱毛ができる?
SSC脱毛は、ほかの脱毛方法と同様に、毛周期によって効果が左右されます。毛周期は毛の成長段階の「成長期」・毛の成長が止まる「退行期」・次の成長に向けて備える「休止期」の3段階で構成されます。
SSC脱毛をはじめとした脱毛は「成長期」の毛に効果を発揮しやすく、それ以外の時期に施術を行っても、脱毛効果は得られにくいです。毛周期は毛の部位や人によって差がありますが、1カ月半前後で成長期を迎えることを覚えておきましょう。
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ここまでSSC脱毛の特徴やメリット・デメリットを解説してきました。SSC脱毛は「施術時の痛みが少ない」、「肌が弱い人でも施術を受けられる」などのメリットがある一方で、IPL脱毛や医療脱毛と比べると脱毛効果は低めです。
そのため、この記事を読んだ方のなかには、導入まで踏み切れずにいる方も多いでしょう。そこでおすすめなのが、IPL脱毛機のCUBE DUO/PROです。下記の購入後のサポートも充実しているので、特にこれから脱毛サロンを開業する方は検討してみてください。
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