IPL脱毛機とは?他の脱毛方式の違いやメリット・デメリットを解説

IPL脱毛機とは?他の脱毛方式の違いやメリット・デメリットを解説

「経営する脱毛サロンで、どの脱毛方法を採用すべきか悩んでいる」

「IPL脱毛機の選び方を知りたい」

などと思っていませんか。

IPL脱毛機は、多くの脱毛サロンで導入されている代表的な脱毛機のひとつで、自店舗での採用を検討している経営者は少なくないでしょう。とはいえ、特徴やほかの脱毛機との違いがわからずに悩んでいる方も多いはず。

この記事では、IPL脱毛機の特徴やほかの脱毛方法との違い、メリット・デメリットを解説します。あわせて、IPL脱毛機の選び方とおすすめの脱毛機も紹介します。

本記事を読めば、自身のサロンでどの脱毛方法、脱毛機を導入すべきか明確になるので、ぜひ最後までご覧ください。

IPL脱毛機とは?

IPL脱毛機とは?

IPL脱毛機は、美容脱毛に使われる脱毛機の一種です。IPLは「インテンス・パルス・ライト」の略で、光をメラニン色素に作用させて毛根にアプローチをすることで、脱毛を促します。

IPL脱毛は、海外で開発された技術ですが、今では多くの日本の脱毛サロンでIPL脱毛機の導入がみられます。IPL脱毛の魅力やメリットは、後ほど詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

また、脱毛方法には、IPL脱毛のほかにSHR脱毛やSCC脱毛といった種類があります。以下ではそれぞれの特徴や違いを解説するので、自店舗でどの脱毛方法を提供すべきか悩んでいる方は、参考にしてください。

IPL脱毛とSHR脱毛・SCC脱毛の違い

SHR脱毛とSCC脱毛は、IPL脱毛と同じく脱毛サロンの代表的な脱毛方法の一種ですが、それぞれ特徴が異なります。

IPL脱毛SHR脱毛SCC脱毛
特徴メラニン色素に反応し、熱で毛根にアプローチをする発毛を促す「バルジ領域」にアプローチをする抑毛効果のあるジェルを肌に塗り、光を当てて毛穴に浸透させる
痛み毛の濃い部分は痛みを感じるほとんど痛みがないわずかに痛みを感じる
メリット・広範囲に照射できるため、短時間で施術が完了する・濃い毛や太い毛に効果がある・毛根に作用するため即効性がある・日焼けやホクロがあっても照射可能・毛周期に左右されずに照射できる・黒ずみ解消や毛穴の引き締め効果も期待できる
デメリット・細い毛には反応しにくい・日焼けやほくろなどの肌の状態によっては照射できない・今生えている毛に対する即効性はない・毛根までアプローチができないため即効性がない
適した毛質濃い毛・太い毛産毛・細い毛産毛・細い毛
適した肌質・日焼けをしていない肌・ホクロが少ない肌・日焼け肌・敏感肌・日焼けをしていない肌

上記の表のとおり、IPL脱毛は濃い毛や太い毛に効果的で、即効性があるのが特徴です。一方で、SHR脱毛とSCC脱毛は、産毛や細い毛に適していてIPL脱毛と比べて即効性はありません。

脱毛方法によって特徴は異なるので、自店舗のターゲットに合った方法と脱毛機を採用しましょう。

IPL脱毛と光フェイシャルの違い

IPL脱毛とよく並んで挙げられるものに「光フェイシャル」があります。光フェイシャルは、エステサロンなどで採用されている美肌施術の一種です。

IPL脱毛と光フェイシャルでは、目的や効果が異なります。IPL脱毛は、毛根にアプローチをして脱毛効果を得ることが目的です。一方で、光フェイシャルは、肌の若返りや毛穴の引き締めなどの美容効果を目的としています。

また、光フェイシャルは、IPL脱毛と同じIPLの光を使用していますが、波長や出力も異なります。光フェイシャルではより広い波長帯の光を使用し、肌の深層部まで働きかけることで、高い美肌効果を実現しているのです。

自店舗で美肌効果を与えるサービスを展開したい方は光フェイシャルを、脱毛サービスを提供したい方はIPL脱毛を選ぶようにしましょう。

IPL脱毛機の仕組み

IPL脱毛機は、毛根に含まれるメラニン色素(黒い色素)に反応する光を照射することで、脱毛効果を発揮します。照射された光はメラニン色素に吸収され、熱エネルギーに変換されることで、毛根にアプローチをすることが可能です。

脱毛が完了するまでの流れは、以下のとおりです。

  1. 成長期の毛にIPLの光を当てる
  2. 1〜2週間後に毛が抜ける
  3. 脱毛を繰り返すことで毛が生えなくなる

また、毛は成長期・退行期・休止期の3つの周期を繰り返しています。IPL脱毛は、成長期の毛に効果があるため、毛周期に合わせた施術が必要です。

IPL脱毛機の5つのメリット

IPL脱毛機のメリットは、以下の5つです。

  1. 太い毛・濃い毛に効果的
  2. 医療脱毛よりも痛みが少ない
  3. 一度に広い範囲に照射が可能
  4. 美肌効果も期待できる
  5. 医療脱毛よりも安価

以下でそれぞれ解説するので、どの種類の脱毛機を選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1.太い毛・濃い毛に効果的

IPL脱毛は、メラニン色素に反応する仕組みを活用しているため、特に太い毛や濃い毛に対して高い効果を発揮します。特に、脇下や陰部など、比較的濃い毛が生える部位で使用すると効果を実感しやすいでしょう。

そのため、濃い毛がコンプレックスな方をターゲットにした脱毛サロンでの導入がおすすめで、広告やSNSでの発信では強調できれば集客効果が期待できるでしょう。

2.医療脱毛よりも痛みが少ない

IPL脱毛機は、医療脱毛で使用される脱毛機と比較して、痛みを感じにくいのが特徴です。特に最新の機種では、より肌への負担を考慮した技術が搭載されており、チクッとした軽い刺激程度で脱毛ができます。

敏感肌の方でも安心して施術を受けられるので、子どもや女性をターゲットにした脱毛サロンにもおすすめです。特に「脱毛=痛い」という固定観念を持っている方も多いため、痛みの少なさを打ち出した広告・宣伝を行えば、潜在顧客からの注目も集まるでしょう。

3.一度に広い範囲に照射が可能

3.一度に広い範囲に照射が可能

IPL脱毛機は、そのほかの種類の脱毛機と比べ、照射面積が広く設計されているのも特徴のひとつです。そのため、脚やお腹など広い範囲の脱毛処理を効率的に行うことができます。

施術時間を大幅に短縮できるため、1日に施術できる人数が増え、売上・利益の最大化を期待できます。効率的なサロン運営を実現できれば、従業員のモチベーション維持にもつながるでしょう。

4.美肌効果も期待できる

IPL脱毛機の光は、脱毛効果だけでなく、美肌効果も期待できます。前述のとおり、光フェイシャルにも使用されているIPLの光には、シミなどのメラニンを薄くする効果があります。ニキビ跡の改善や毛穴の引き締めなどの効果も期待できるでしょう。

IPL脱毛機は光フェイシャルと波長や出力が異なるため、光フェイシャルと同等の効果は期待できませんが、脱毛とあわせて美肌効果も期待できる点は大きな魅力です。

5.医療脱毛よりも安価

医療脱毛は1回の施術で数万円かかることも多く、全身の脱毛となると数十万円の費用が必要になります。一方でIPL脱毛は、医療脱毛より1回あたりの料金が安価です。

気軽に受けられるのがメリットのひとつなので、自店舗で採用する際は「経済的な負担を軽くしたい」「まずは試してみたい」といったターゲットへの訴求がおすすめです。

IPL脱毛機の3つのデメリット

IPL脱毛機の3つのデメリット

ここまでお伝えしたように、IPL脱毛機にはさまざまなメリットがあります。一方で、IPL脱毛機にはデメリットも存在します。

  1. 永久脱毛はできない
  2. 医療脱毛より回数がかかる
  3. 色素の濃いほくろ・日焼けの箇所には照射できない

ひとつずつ解説するので、これから脱毛機を選ぶ方は、デメリットも把握したうえで検討してみてください。

1.永久脱毛はできない

IPL脱毛機による処理は、完全な永久脱毛までは期待できないというデメリットがあります。医療脱毛と比較すると出力が低く設定されているため、毛根を完全に破壊するまでには至りません。

そのため、IPL脱毛機を自店舗に導入して顧客に使用する際には、永久脱毛は期待できない点を必ず説明しましょう。説明が不十分だと顧客との認識の相違により、トラブルに発展する可能性があるため、注意が必要です。

2.医療脱毛より回数がかかる

IPL脱毛機は医療脱毛と比べて出力が低いため、同じような効果を得るためには多くの照射回数が必要となります。医療脱毛では5〜8回程度の施術で完了することが多いのに対し、IPL脱毛では、同等の効果を得るために10回以上の照射が必要となることもあるでしょう。

また、部位や個人の毛質によって必要な回数は大きく異なり、顧客が効果を実感するまでに時間がかかる場合もあります。顧客とのトラブルが発生しないように、永久脱毛が期待できないのと同様に、初回カウンセリング時に説明を欠かさず行いましょう。

3.色素の濃いほくろ・日焼けの箇所には照射できない

IPL脱毛機は、メラニン色素に反応する仕組みを利用しているため、ほくろや日焼けした肌など色素が濃い部分には使用できません。これらの部分に照射してしまうと、火傷やシミの原因となる可能性があるためです。

また、肌の状態が悪い時や傷がある部分にも使用を避ける必要があります。自店舗で使用する際には、従業員への周知はもちろん、顧客への説明も忘れず行いましょう。

IPL脱毛機の選び方

IPL脱毛機の選び方

ここまでの内容から、IPL脱毛機の導入を検討したいと思った方は、以下のポイントを押さえたうえで、脱毛機を選びましょう。

  • 効果を実感しやすいものを選ぶ
  • 痛みの少ないものを選ぶ
  • 持ちやすさ・軽さなどの使いやすさ重視で選ぶ

これらのポイントを押さえておけば、導入後に買い直したり、後悔することはなくなります。

効果を実感しやすいものを選ぶ

IPL脱毛機を選ぶ際は、照射出力や照射方式など、効果に直結する機能をしっかりと確認することが重要です。

また、連射機能や自動照射機能など、使用時の効率を高める機能が搭載されているものを選ぶと自店舗の運営を効率化できます。口コミなどで実際の使用感や効果の実感度を確認し、信頼性の高いメーカーの製品を選びましょう。

痛みの少ないものを選ぶ

脱毛時の痛みは、顧客離れの原因のひとつになるため、できるだけ痛みの少ない機種を選ぶことが重要です。

最新の機種では、冷却機能や肌色センサーなど、痛みを軽減する様々な機能が搭載されています。また、出力調整が細かく設定できる機種を選ぶことで、顧客の肌質や痛みの感じ方に合わせて最適な強さを見つけることができるでしょう。

特に脱毛が初めての顧客は、痛みに対する警戒心が強いので、可能な限り出力の強さの幅があり調整できる脱毛機を選びましょう。

持ちやすさ・軽さなどの使いやすさ重視で選ぶ

業務用脱毛機は、従業員が長時間使用することも多いため、持ちやすさや重量など使用時の快適性を重視して選ぶことも大切です。

特に脱毛機の躯体によっては、小回りが利かず移動がしにくい場合もあり注意が必要で、従業員によっては負担に感じる場合があります。

また、照射面の大きさも重要で、処理したい部位に合わせて選択することで、効率的な脱毛が可能です。実際に手に取って確認できる場合は、グリップ感なども確認することをおすすめします。

IPL脱毛機なら「CUBE DUO/PRO」がおすすめ

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