脱毛サロン経営者・スタッフに免許は必要?おすすめ資格を紹介
脱毛サロン

「脱毛サロンの経営に免許は必要?」
「取得しておいた方がいい資格はあるの?」
このように思っていませんか。
この記事では、脱毛サロン経営者やスタッフに免許が必要かについて解説します。あわせて、脱毛サロンの経営に有利な資格や、脱毛サロンを開業するために知っておくべきポイントも紹介します。脱毛サロンを経営したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
この記事の監修者

広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS脱毛サロン経営者・スタッフに免許は必要?

結論として、脱毛サロンの経営者・スタッフに免許は不要です。ただし、経営するうえで民間資格を取得しておいた方が有利になる場合があります。また、医療脱毛クリニックを経営する場合は、免許・資格が必須です。
以下で詳しく解説するので、脱毛サロンの開業を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
脱毛サロンに免許は不要だが民間資格があると有利
一般的なエステティックサロンでの脱毛施術には、法律で定められた資格要件は存在しません。これは、エステティックサロンでの脱毛が美容施術として位置づけられており、医療行為には該当しないためです。
しかし、安全で効果的な施術を提供し顧客からの信頼を獲得するためには、民間の専門資格取得がおすすめです。特に日本エステティック協会や日本脱毛技術研究学会などが認定する資格は、技術力の証明となるだけでなく、運営面でも大きなメリットとなります。
後ほどおすすめの資格を紹介するので、取得を検討してみてください。
医療脱毛クリニックは免許・資格が必要
医療脱毛を実施するクリニックでは、医師法に基づき、必ず医師免許を持つ医師の監督下で施術を行う必要があります。実際の施術を担当する看護師には、看護師免許が必須となります。
これは、医療脱毛が医療行為として規定されており、美容医療の一環として厳格な管理が求められるためです。医師は施術前の診察やスタッフの監督、トラブル対応など包括的な責任を負います。
また、看護師は医師の指示のもと、実際の施術や術後のケアを担当します。無資格者による医療脱毛は医師法違反となり、重大な処罰の対象となる可能性がある点を把握しておきましょう。
脱毛サロンの経営に有利な資格

ここからは、脱毛サロンの経営に有利な資格を紹介します。
- 3級脱毛士
- 2級認定脱毛士
- 上級脱毛士
- 認定トータルエステティックアドバイザー資格
- 認定脱毛セラピスト
これらの資格を取得しておけば、安全で効果的な施術を提供でき、結果的に顧客からの信頼獲得につながります。ひとつずつ紹介するので、取得を検討してみてください。
3級脱毛士
3級脱毛士は、脱毛技術の基礎を学ぶ入門レベルの資格として広く認知されています。そのため、脱毛に関する資格を所有していない方は、まずはこの資格の取得を目指しましょう。
3級脱毛士の資格は、日本脱毛安全普及協会の認定講師による講習、または3級脱毛士取得講座で取得が可能です。3級脱毛士取得講座の開催概要は、以下から確認してみてください。
2級認定脱毛士
2級認定脱毛士は、3級よりもさらに専門的な知識と技術を習得する中級レベルの資格です。実務経験6か月以上の方が申し込み可能で、よりお客様から選ばれるエステティシャンを目指せます。
また、日本脱毛安全普及協会が受講希望者を対象に「2級認定脱毛士検定対策講座」を開講しているため、独学での受験が不安な方は活用がおすすめです。2級脱毛士取得講座の開催概要は、以下から確認してみてください。
上級脱毛士

上級脱毛士は、脱毛技術における最高位の専門知識と技術を持つことを証明する資格です。2級認定脱毛士資格を取得していて、なおかつ実務経験が24ヶ月以上の方のみが受験可能です。
試験は、1次試験(筆記)と2次試験(面接)があります。日本脱毛安全普及協会が受講希望者を対象に「上級脱毛士検定対策講座」を開講しているため、独学での受験が不安な方は活用をおすすめします。検定の詳細は、以下から確認してみてください。
AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー
AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザーは、エステティックを総合的に深く理解し、お客様に求められる実践力とサロンでの指導力を有しているエスティシャンに与えられる資格です。
日本エステティック協会が実施している資格で、取得するためには「上級エステティシャン資格やCIDESCO資格の取得、資格取得講座の受講などのさまざまな条件があります。脱毛サロンを開業し、スタッフを指導する立場になるなら取得しておきたい資格のひとつです。
AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー|日本エステティック協会
認定脱毛セラピスト

認定脱毛セラピストは、脱毛サロンに訪れるお客様一人ひとりの肌質や毛質に合った施術を提供し、適切なスキンケアアドバイスを案内できるプロフェッショナルな脱毛セラピストを指します。
認定脱毛セラピスト検定はWeb検定なため、地方でも受験が可能です。また、費用はJAC会員なら無料、JAC非会員は30,000円(税込)です。試験の前に検定対策講座を受講できるため、積極的に活用しましょう。
脱毛サロンを開業したいなら知っておくべき4つのポイント

脱毛サロンを開業するなら、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 開業に必要な資金を知っておく
- 開業するまでの流れを知っておく
- 成功には業務用脱毛機選びが重要
- 未経験でも開業できる
上記のポイントを把握しておくことで、開業の準備がスムーズに進み、開業後も安定した経営基盤を構築しやすくなります。以下でひとつずつ解説します。
開業に必要な資金を知っておく
脱毛サロンの開業には、立地や規模によって大きく異なりますが、最低でも200万円の初期費用が必要です。テナントを借りたり、大規模な内装工事を行う場合は、500万円以上かかる場合もあるでしょう。
主な内訳として、内装工事費が全体の30〜40%、機器購入費が40〜50%、保証金・家賃が15〜20%、運転資金が10〜15%程度です。特に業務用脱毛機器は1台100万円以上と高額なため、複数台導入する場合は慎重な資金計画が必要です。
また、開業後6ヶ月程度は十分な売上が見込めない可能性があり、最低6ヶ月分の運転資金を確保しておくことが推奨されます。脱毛サロンの開業資金の調達方法や安く抑える方法は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:脱毛サロンの開業資金は200万円から!調達方法や安くする方法も解説
開業するまでの流れを知っておく
脱毛サロン開業までの流れは、通常6ヶ月から1年程度の準備期間が必要です。具体的な開業までの流れは、以下のとおりです。
- 開業資金を準備する
- 脱毛サロンのコンセプトを決める
- 物件を選ぶ・リフォームする
- 業務用脱毛機などの備品を用意する
- 集客方法を検討する
また、スタッフの採用と教育も重要なステップとなります。開業の2〜3ヶ月前からは、Webサイトの制作やSNSの立ち上げ、広告宣伝活動を行うと認知度の向上も狙えるでしょう。開業までの流れの詳しい内容は、以下の記事で紹介しています。
参考記事:個人でも脱毛サロンは開業可能!手順や費用、失敗しないコツも解説
成功には業務用脱毛機選びが重要

業務用脱毛機の選択は、サロンの成功を左右する重要な要素です。最新の機器は高い安全性と効果を備えており、顧客満足度に直結します。選定にあたっては、機器の特性やメーカーのサポート体制、保証内容などを総合的に評価しましょう。
また、初期投資を抑えるために中古機器の導入を検討する場合は、メンテナンス履歴や残存寿命なども慎重に確認する必要があります。詳しい業務用脱毛機の選び方は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【2025年最新版】業務用脱毛機の選び方は?種類や8つのポイント、おすすめ脱毛機を紹介
未経験でも開業できる
脱毛サロンは、エステティック業界の中でも参入障壁の低い業種です。必要な資格や免許は法的には定められていないため、未経験者でも開業は可能です。ただし、安全で効果的な施術を提供するためには、事前に十分な知識と技術を習得することが推奨されます。
具体的には、民間の脱毛士資格の取得や、メーカー提供の技術研修の受講などが有効です。また、実際の開業準備では、経験豊富なコンサルタントや専門家のサポートを受けることで経験不足をカバーすることができるでしょう。
脱毛サロンの開業を成功させるためのポイント

最後に、脱毛サロンの開業を成功させるためのポイントを紹介します。
- コンセプトを明確にする
- 自店舗に適した宣伝方法を考える
コンセプトを明確にする
脱毛サロンのコンセプト設定は、競合との差別化と顧客獲得の鍵となります。ターゲット層の特性(年齢・性別・収入層など)を詳細に分析し、そのニーズに合わせたサービス内容と価格設定を行いましょう。
例えば、高級感のある完全個室型サロンや気軽に通える低価格サロン、男性専門サロンなど明確な特色を打ち出すことが重要です。また、立地特性や競合状況も考慮し、地域のニーズに合わせたサービス展開を検討しましょう。
また、コンセプトに基づいて店舗デザインや使用する機器、接客スタイルなどすべての要素を一貫性を持って設計することで、ブランドイメージを確立できます。
自店舗に適した宣伝方法を考える
効果的な宣伝戦略は、開業後の集客に直結します。オンラインとオフラインの両面で、ターゲット層に最適なアプローチを検討しましょう。Webマーケティングでは、自社サイトのSEO対策やSNS運用、リスティング広告の活用などが基本となります。
特に、施術前後の写真や口コミ、体験談などの具体的な効果を示すコンテンツが重要です。オフラインでは、地域密着型の宣伝活動(チラシ配布・地域情報誌への掲載など)や、既存顧客の紹介制度の確立が効果的です。
また、オープン時の特別キャンペーンやモニター募集なども、初期集客に有効な手段となるでしょう。脱毛サロンのおすすめの集客方法は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【2025年最新版】脱毛サロンにおすすめの集客方法10選!集客を成功させるポイントも
脱毛サロンの免許に関する疑問はプロに相談するのが最適

脱毛サロンの開業や運営に関する法的な疑問や資格取得については、専門家への相談がおすすめです。特に美容医療との境界線や各種規制への対応、適切な契約書類の作成などの法的な側面については、弁護士などの専門家のアドバイスを受けることが重要です。
また、経営面では中小企業診断士や税理士に相談し、事業計画の策定や資金計画の立案などのサポートを受けることができます。業界団体や商工会議所などの相談窓口も、有用な情報源となるため、特に開業が初めての方は相談してみてください。
