脱毛サロンの開業資金は200万円から!調達方法や安くする方法も解説
脱毛サロン

「脱毛サロンの開業資金はいくらくらい?」
「開業資金を安くする方法はある?」
などと悩んでいませんか。
脱毛サロンは開業するにあたって一定の資金が必要ですが、できれば調達コストを削減したいものです。この記事では、脱毛サロンの開業資金の内訳や調達コストを削減する方法を徹底解説します。
脱毛サロンの初期費用や開業後の運転資金について詳しく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
この記事の監修者

広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS脱毛サロンの開業資金は最低でも200万円〜

脱毛サロンの開業資金には、最低でも200万円程度かかります。これは、機材や備品などを全て用意する場合の資金です。脱毛サロンの開業資金の内訳として、以下が挙げられます。
- 業務用脱毛機
- 家具・家電
- 経営に必要な備品・消耗品
- 広告宣伝費
それぞれ詳しく解説します。
①業務用脱毛機
脱毛サロンの開業に欠かせない業務用脱毛機の価格相場は、100〜500万円程度です。業務用脱毛機を選ぶ際には、無資格で施術できる光脱毛機を導入しましょう。
業務用脱毛機は中古でも購入は可能ですが、最新機の方がおすすめです。最新機なら最新技術も取り入れているだけでなく、メーカーのサポートを受けたり故障しにくかったりなどのメリットもあります。
ただし、メーカーによっては、レンタルやリースサービスを行っているところもあります。初期費用を抑えたい人はレンタルも選択肢に入れましょう。
②家具・家電
ベッドや照明器具などの必要な備品にかかる費用は、30〜100万円程度です。主に購入が必要な家具や家電は次の通りです。
- 施術ベッド
- 椅子
- 机
- 業務用パソコンやタブレット
- POSレジなど
家具や家電は価格が幅広いため、サロンのコンセプトに合ったものを選びましょう。特に高単価で品質の高いサービスを訴求するなら、家具にもお金をかけて高級感を演出する必要があります。
③経営に必要な備品・消耗品

家具や家電以外にも、作業着やタオルなどの備品・消耗品の購入も開業時に必要です。タオルや下着類などは定期的に交換するため、ランニングコストとしても見ておきましょう。
上記はあまり高価なものではなく、総額で20万円未満でそろえられます。店内のインテリアに沿った備品や消耗品を購入するのがおすすめです。
④広告宣伝費
脱毛サロンを運営する際には、広告宣伝費も大切な開業資金です。開業当初は知名度がなく、サロン紹介サイトやWeb広告、SNS運用を含めて広くユーザーに認知させる必要があります。
認知度を上げるには、ホームページやSNSなどさまざまな媒体があるため、選ぶメディアによって費用は大きく変動します。一般的に、広告宣伝費は10万円以上かかると見積もりましょう。
広告宣伝費をおさえたいサロンオーナーは、SNS運用に力を入れるのも一つの手です。SNSの発信は無料でできます。アカウントが育てば大きな宣伝効果が見込めるため、開業時から注力すべき施策の一つです。
脱毛サロン開業後にかかる運転資金

脱毛サロンを開業した後も、初期費用以外に次のような運転資金がかかります。
- 家賃・光熱費・通信費
- 業務用脱毛機のランプ交換費用
- 人件費
- 消耗品や広告宣伝費など
それぞれについて詳しく解説します。
①家賃・光熱費・通信費
家賃や光熱費、通信費は代表的な固定費です。特に、毎月の運転資金で大きくかかるのは家賃で、物件によりますが月に最低15万円程度はかかるでしょう。
また、業務用脱毛機や室内空調・エアコンなどの光熱費も見積もる必要があります。そのほかにも、スタッフが使用するパソコンや業務用スマホの通信費もかかります。
一般的な脱毛サロンでは、家賃は売上の10%、光熱費や通信費は売上の3%を目安に考えておくのがポイントです。
②業務用脱毛機のランプ交換費用
業務用脱毛機は定期的なランプ交換が必要です。一般的に、ランプの寿命は30〜50万ショット前後の場合が多いでしょう。ランプ交換費用の相場は12万円~30万円程度です。ただし、メーカーによってショット数と価格が異なるため、比較するには1ショットあたりの価格を算出しましょう。
全身脱毛1回あたりのショット数を3,000として、以下の条件で1ショットあたりの金額と全身脱毛1回あたりの金額を比較してみましょう。
- 45万ショットで12万円のランプ
- 60万ショットで20万円のランプ
金額を比較した結果は、以下の通りです。
X社のランプ | Y社のランプ | |
上限ショット数 | 45万ショット | 60万ショット |
交換費用 | 12万円 | 20万円 |
1ショット当たりの金額 | 約0.27円 | 約0.33円 |
全身脱毛1回あたりのコスト(3,000ショット) | 800円 | 1,000円 |
ショット数が多いからといってお得とは限らないことが分かります。ランプ交換は同じメーカーで行うため、脱毛機選びの段階から考慮する必要があります。
③人件費

人件費は売上に対して大きな割合を占めるコストです。一般的に、人件費は売上の20〜30%程度かかると言われています。
スタッフの給料は簡単に上げ下げできないため、慎重に設定する必要があります。法人で脱毛サロンを経営する場合、決算書や税務書類の作成にかかる税理士顧問料も必要です。一般的な顧問料はおよそ月額3万円前後です。
④消耗品や広告宣伝費など
衣類やタオルといった消耗品や、広告宣伝費もランニングコストとして計算すべき運転資金です。消耗品や広告宣伝費は、工夫次第で節約も可能です。ただし過度な節約はサービス悪化や集客減少などの悪影響を及ぼすため、お金をかけるものとそうでないもののメリハリを付ける必要があります。
また、開業時は基本的に、家賃や人件費なども含めて約6か月分を用意しておくと良いでしょう。開業初期は赤字経営が続く場合があります。必要な運転資金をあらかじめ計算すると、サロン運営での不安が少しでも減らせるでしょう。
脱毛サロンの開業資金の調達方法2選

脱毛サロンの開業資金をどのように調達しようか、迷っている人は多いでしょう。開業資金を調達するには、主に次の2つの方法があります。
- 国や金融機関から融資を受ける
- 補助金・助成金を利用する
それぞれ事例を交えて解説します。
①国や金融機関から融資を受ける
開業資金の調達には、創業融資を受けられる国や金融機関を利用するのがおすすめです。特に、国が100%出資している日本政策金融公庫なら無担保・低金利で最大7,200万円の融資制度があります。
そのほかにも、大手銀行や地方銀行、事業を積極的に支援する信用金庫もおすすめです。国や金融機関なら長期ローンで借りられるケースもあるため、各窓口へ積極的に相談しましょう。
②補助金・助成金を利用する
融資以外におすすめなのは、補助金と助成金です。脱毛サロンでは、サロン経営に利用できる助成金や業務用脱毛機の購入時に利用できる補助金などがあります。
また、補助金や助成金には基本的に返済義務がありません。補助金には審査がありますが、助成金は一定の条件をクリアできれば支援金を受けられるためお得な制度です。脱毛サロンの開業や経営に使える補助金や助成金については以下の記事で詳しく解説しているため、併せてご覧ください。
脱毛機の導入に使える補助金・助成金は?開業時に使える補助金も紹介
脱毛サロンの開業資金を安く抑える方法3選

脱毛サロンでは、開業資金をさらに安く抑える方法が次の3つがあります。
- 自宅で開業する
- レンタル・分割払い・リースで業務用脱毛機を利用する
- 開業・運営サポートがある脱毛機メーカーを選ぶ
開業資金を安く抑えられる大切なポイントなので、ぜひご覧ください。
①自宅で開業する
脱毛サロンは自宅での開業が可能です。自宅の余っている部屋や空き家スペースで脱毛サロンを開業すれば、初期費用や家賃を抑えられます。持ち家であれば改装工事も自由にできます。
また、自宅なら通勤時間がないのも大きなメリットです。費用を抑えられるうえに、ワークライフバランスも十分に保てます。子どもがいる家庭なら、子育てと両立しながら開業できるので、自宅での開業も検討しましょう。
②レンタル・分割払い・リースで業務用脱毛機を利用する
業務用脱毛機はレンタルや分割払いでも利用・購入が可能です。レンタルであれば初期費用を抑えて脱毛機を導入でき、最新機種が出るたびに気軽に交換もできます。
ただし、レンタルで送られてくる脱毛機は必ずしも新品とは限りません。加えて、長期的には購入と比べて費用が割高になるので、長い目で見るなら購入も視野に入れましょう。
分割払いに対応しているメーカーなら、月々の負担を抑えながら自分専用の脱毛機を手に入れられます。レンタルと異なり、購入するとオリジナルマシンを製作してくれるメーカーもあり、差別化も可能です。
③開業・運営サポートがある脱毛機メーカーを選ぶ

業務用脱毛機を購入すると、メーカーによる開業や運営サポートを受けられる場合があります。運営サポートとは、資金調達や物件探し、メニュー価格の選定までコンサルティングを受けられる嬉しいサービスです。
コンサルティングを提供しているメーカーなら、別でコンサルティングを依頼する費用を節約できます。
脱毛機を導入しても「本当に売上が上がるのかな…」と不安に思うオーナーも多いはずです。開業や運営サポートを行っているメーカーなら、スタッフ教育サポートや売上向上支援などを行ってくれます。
自宅で脱毛サロンを開業するメリット・デメリット
脱毛サロンの開業資金を抑えるための方法として、自宅の開業を紹介しました。自宅で脱毛サロンを開業するメリットは、以下のとおりです。
- 低コストで開業できる
- ライフスタイルに合わせた運営が可能
- 集客がしやすい
- 節税効果が期待できる
このように、自宅で脱毛サロンを開業すれば開業資金を抑えられるだけでなく、運営・集客がしやすいメリットがあります。
その一方で、自宅で脱毛サロンを開業するデメリットは、以下のとおり。
- プライバシーの確保が難しい
- ブランドイメージを得にくい
- 設備やスペースの制約がある
このようなデメリットがあるため、賃貸(店舗型)の脱毛サロンと比べると、売り上げが大きく上げにくい可能性があります。そんなデメリットがあるなかで、自宅で脱毛サロンの開業を成功させるポイントは以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
賃貸で脱毛サロンを開業するメリット・デメリット
賃貸での脱毛サロン開業のメリットとしては、まず初期投資を比較的抑えられる点が挙げられます。物件購入と比べて、頭金や諸費用が少なく済むため、その分を脱毛機や内装などに回せます。
また、立地選びの自由度が高く、商圏や客層に合わせた出店が可能です。さらに、事業が軌道に乗った後の移転や規模拡大も柔軟に検討できるでしょう。
一方、デメリットとしては、毎月の固定費として家賃負担が発生し続ける点があります。また、契約更新時の賃料上昇や、オーナーの意向による突然の退去要請などのリスクも存在します。内装工事についても、退去時の原状回復義務があるため、投資した設備が資産として残りにくいでしょう。
賃貸での開業を検討する際は、これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、物件選びや契約条件の確認を慎重に行うことが重要です。特に、内装工事の制限や防音対策の可否など、サロン営業に関わる重要な条件を事前に確認することが必須となります。
CUBE DUO/PROなら頭金なしの分割払いで開業資金を安くできる
脱毛サロンを開業する際に必要な開業資金を詳しく解説しました。脱毛サロンは業務用脱毛機や家具・家電などさまざまな開業資金がかかります。
特に脱毛機は重要かつ大きな初期投資のため、後悔のない選択をしたい人は多いでしょう。CUBE DUO/PROは頭金なしで月々31,900円(税抜)から分割ローン払いが可能なリーズナブルな脱毛機です。低価格を実現している理由は、主に代理店を通さず設計や組み立ても自社で行うことで、コストカットをしているためです。
そのため、低価格ながら以下のような万全のサポート体制も整えています。
- インストラクターによる導入講習
- 導入後も電話・メール・LINEでサポート
- 16時までの連絡で代替機は最短当日発送
- 脱毛保険・ドクターサポートの加入
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