看護師のエステサロン開業がおすすめな理由やメリット、流れを解説
脱毛サロン

「看護師でもエステサロンは開業できる?」
「開業するメリットや注意点は?」
このように思っていませんか。
結論、看護師でもエステサロンの開業は可能です。むしろ、さまざまな理由から看護師のエステサロン開業はおすすめできます。
この記事では、看護師のエステサロン開業がおすすめな理由やメリットを解説します。あわせて、開業するうえでの注意点や流れを紹介します。エステサロンを開きたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
目次
この記事の監修者

広田 有利(ヒロタ アリトシ)
美容機器の製造・販売会社「株式会社エクレーヌ」代表取締役。業界最大手脱毛サロンの全店舗や、全国の大手サロンから個人サロンにまで幅広く脱毛機を導入。脱毛サロン運営のサポートも実施している。クライアントは1000社以上・販売台数は2500台以上の実績がある。
SNS看護師がエステサロンを開業するのは現実的?おすすめな理由

看護師のエステサロン開業がおすすめな理由は、以下のとおりです。
- 看護師の資格・経験を活かして競合と差別化しやすい
- パーソナルな対応でリピーターの獲得を狙いやすい
- 看護師を続けながら副業での開業も可能
ひとつずつ解説します。エステサロンの難易度や将来性が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
看護師の資格・経験を活かして競合と差別化しやすい
看護師の資格や医療現場での経験は、エステサロン開業において他店との明確な差別化ポイントとなります。特に医療知識を活かした安全管理や肌トラブルへの対応力は、一般的なエステティシャンにはない強みです。
また、看護師による施術は顧客に大きな安心感を与え、特に敏感肌や肌トラブルを抱える顧客からの関心を集めやすくなります。施術後のアフターケアにおいても、医学的根拠に基づいたアドバイスができることは、大きな差別化ポイントです。
パーソナルな対応でリピーターの獲得を狙いやすい

看護師の仕事で培った患者とのコミュニケーション能力は、エステサロン経営において顧客との信頼関係の構築に役立ちます。医療現場で身につけた「傾聴力」や「共感力」を活かしてカウンセリングを行うことで、顧客一人ひとりの悩みや要望を的確に把握できます。
また、パーソナライズされた対応は顧客満足度の向上に直結し、高いリピート率の実現が可能です。さらに、口コミによる新規顧客の獲得効果も期待でき、広告費を抑えながら安定した顧客基盤を構築できる点もメリットです。
看護師を続けながら副業での開業も可能
現役看護師のまま、副業としてエステサロンを開業するという選択肢も十分に現実的です。例えば、週2〜3日は病院で勤務し、残りの日をサロン経営に充てるといった働き方が可能です。
副業から始めることで、収入の安定性を確保しながら段階的に事業を拡大していくことができます。特に自宅の一室や小規模テナントでの開業であれば、初期投資を抑えつつ、リスクを最小限に抑えて開業できます。
このような段階的なアプローチは、特に起業経験がない看護師にとって理想的な開業方法と言えるでしょう。なお、副業を検討する際は、勤務先の就業規則を確認したうえで適切な届け出を行ってください。
看護師がエステサロンを開業するメリット

看護師がエステサロンを開業するメリットは、以下の3つです。
- 収入UPが目指せる
- 年齢に左右されずに働ける
- 時間や場所に縛られずに働きやすい
それぞれ見ていきましょう。
収入UPが目指せる
看護師がエステサロンを開業することで、病院勤務時と比較して収入アップを実現できる可能性があります。一般的な看護師の年収が400〜500万円程度であるのに対し、エステサロン経営者の年収は、500〜1,000万円です。
特に医療知識を活かした付加価値サービスを提供することで、一般的なエステサロンよりも高単価なメニュー設定が可能となり、収益確保につながります。また、自身のスキルや経営努力が直接収入に反映される点も大きなメリットです。
年齢に左右されずに働ける
病院での看護業務が体力的負担から40代以降のキャリア継続に不安を感じる方も多い中、エステサロン経営は年齢に関係なく長く働ける環境にあります。
夜勤や重労働がなく、自分のペースで仕事量を調整できるため、40代以降も無理なく働き続けることが可能です。また、年齢を重ねることで蓄積される知識や経験は、サロン経営においては大きな強みとなります。
さらに、サロン経営のノウハウが確立されれば、将来的にスタッフを雇用して管理業務に専念することで体力面での負担を軽減しながら経営も可能です。このように、年齢の制限を受けにくいエステサロン経営は、看護師のセカンドキャリアとして有効な選択肢と言えます。
時間や場所に縛られずに働きやすい
エステサロン経営の大きな魅力は、自分の裁量で勤務時間や営業日を決められる自由度の高さです。病院勤務では難しかった「子育てと両立しやすい働き方」や「プライベートを大切にしたライフスタイル」が実現できます。
例えば、平日の午前中のみの営業や週3日だけの営業など、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な選択が可能です。また、自宅でサロンを開業することで、これまでかかっていた出勤時間をなくせます。
さらに、オンラインカウンセリングの導入やSNSを活用した非対面での顧客フォローを実施することで、物理的な拘束時間も減らすこともできます。こうした時間と場所の自由度の高さは、より自分らしい働き方を実現したい方にとって大きな魅力です。
看護師がエステサロンを開業するうえでの注意点

看護師がエステサロンを開業する際は、以下のポイントに注意してください。
- 軌道に乗るまでは収入が安定しにくい
- 経営・集客のノウハウがないと稼ぎにくい
エステサロンの開業を前向きに検討している方こそ知っておくべき注意点です。それぞれ解説します。
軌道に乗るまでは収入が安定しにくい
エステサロンを開業する前に認識すべき点は、軌道に乗るまでは収入が安定しにくいということです。一般的に、新規開業したサロンが安定した顧客数と収益を確保するまでには6ヶ月から1年程度の期間を要します。
特に開業直後は知名度不足から集客に苦戦することが多く、月の売上が大きく変動することも珍しくありません。加えて、看護師として安定した収入があった環境からの移行は、精神的負担も決して小さくありません。
この不安定期を乗り切るためには、少なくとも半年分の生活費と運転資金を事前に確保しておくことが重要です。また、段階的な開業アプローチとして、最初は看護師の仕事を続けながら週末のみの営業からスタートするなど、リスクを分散させる戦略も検討しましょう。
経営・集客のノウハウがないと稼ぎにくい
看護師としての専門知識や技術があっても、経営や集客のノウハウがなければサロン経営で成功することは困難です。医療現場では学ぶ機会の少ないマーケティング・会計・顧客管理などのビジネススキルが必要となります。
特に集客においては、WebサイトやSNSの効果的な活用、競合との差別化戦略などの多角的な知識が求められます。また、価格設定や収支計画といった財務面での判断も経営者として重要な役割です。これらのスキル不足は直接的に売上低下につながるリスクがあります。
そのため、開業前には経営セミナーへの参加やプロからサポートを受けるなど、積極的な知識の習得が不可欠です。
看護師がエステサロンを開業する流れ

看護師がエステサロンを開業する流れは、以下のとおりです。
- 開業方法を決める
- 事業計画を立てる
- 開業資金を用意する
- 開業に必要なものを準備する
- 集客方法を検討する
ひとつずつ見ていきましょう。
①開業方法を決める
看護師がエステサロンを開業する第一歩は、自分に合った開業方法を選択することです。主な選択肢としては、「フランチャイズ型」「シェアサロン型」「自宅サロン型」があります。
フランチャイズ型は初期投資は大きくなりますが、ブランド力やノウハウを活用できる利点があります。シェアサロンや間借りは初期費用を抑えられ、すでに設備が整った環境で開業できる点がメリットです。
自宅サロンは最も初期投資を抑えられますが、プライベート空間との区別やプロフェッショナルな印象の構築に工夫が必要です。これらの選択肢から自身の資金力・目指すサロンの方向性に合わせて最適な開業形態を選びましょう。
②事業計画を立てる
エステサロン開業の成功を左右する重要なステップが事業計画の策定です。具体的には、以下の内容を詳細に検討しましょう。
- ターゲット顧客の明確化
- 提供するサービスメニュー
- 価格設定
- 収支計画
- 資金計画
- マーケティング戦略
特に看護師の強みを活かすためには、「医療知識を基にした安全性の高い施術」「肌トラブルに対応できる専門性」など、差別化ポイントを明確にすることが重要です。
収支計画では、月間の固定費(家賃、光熱費、保険料など)と変動費(備品費用など)を正確に把握し、損益分岐点を算出します。また、3年後・5年後の事業拡大ビジョンも描くことで、段階的な成長戦略が明確になります。
開業が初めてな方は、必要に応じて中小企業診断士や税理士などの専門家のアドバイスを受けることも検討しましょう。
③開業資金を用意する

エステサロン開業には適切な資金調達計画が不可欠です。開業形態によって必要資金は大きく異なりますが、一般的なサロンの開業資金は、最低でも200万円ほどかかります。サロンの開業資金の内訳として、以下が挙げられます。
- 業務用脱毛機
- 家具・家電
- 経営に必要な備品・消耗品
- 広告宣伝費
資金の調達方法としては、自己資金の活用だけでなく、銀行からの事業融資やクラウドファンディングなどが挙げられます。加えて、補助金や助成金を活用して資金を調達するのも主流の方法です。
開業資金の詳しい内訳や調達方法は、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:脱毛サロンの開業資金は200万円から!調達方法や安くする方法も解説
④開業に必要なものを準備する
エステサロン開業に向けた具体的な準備も余裕を持って行いましょう。まず法的手続きとして、開業届の提出などが必要です。設備面では、以下の備品を用意しましょう。
- 業務用脱毛機
- 施術ベッド
- 脱毛ジェル
- シェーバー
- クリーンシステム
- タオル
- ゴーグル
- メイク落とし
- シーツ
- ガウン
- ペーパーショーツ
- 荷物置き
- スリッパ
- アフターケア用品
- マスク・アルコール消毒
上記の備品に加え、予約管理システムやPOSレジ、顧客管理ソフトなどのITツールも必要になります。また、サロンの雰囲気を左右する内装や照明も重要なポイントです。
なお、すべての準備が整ったら、オープン前にスタッフトレーニングやモニター施術を実施して、サービス品質の最終確認を行うことをおすすめします。
参考記事:脱毛サロンの開業に必要なものをすべて紹介!開業の流れも徹底解説
⑤集客方法を検討する
看護師の専門性を活かしたエステサロンの集客戦略は、開業成功の鍵となります。まず基本となるのが「看護師が施術する安心感」「医療知識に基づいた肌ケア」といった差別化ポイントを明確に訴求するWebサイトの構築です。
看護師としての経歴や資格を前面に出し、専門的な視点からの施術内容の説明を充実させましょう。
次に効果的なのがSNSマーケティングです。InstagramやTikTokを活用して施術のビフォーアフター写真や、肌トラブルに関する専門的なアドバイスを発信することで、専門性をアピールできます。
また、GoogleビジネスプロフィールやHot Pepperなどの集客プラットフォームへの登録も必須です。オープン当初は、お試し価格のキャンペーンや友人紹介特典などで初期顧客の獲得に注力し、その後はリピートと口コミ獲得に繋げていくことが理想的です。
おすすめの集客方法は、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:【2025年最新版】脱毛サロンにおすすめの集客方法10選!集客を成功させるポイントも
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本記事では、看護師のエステサロン開業がおすすめな理由やメリット、開業するうえでの注意点や流れを解説してきました。
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